何度も息が詰まりそうになる作品だった。
以下、ネタバレを含む感想のメモ。
一見すると関連性が不明なシーン(モルモットが出てくるシーン)がたびたびザッピングされるので、『このシーンの意味はなんだろう』と考えていたら30分くらいでなんとなく主人公が何者なのか分かった。
「出てくる登場人物は1人」で、「単一の舞台」となると、『このネズミは暗に主人公を示しているのでは』ということは…、って感じで結論が導かれた
ただ、医療用ポッドがどこにあるかまでは想像がつかなかった。ので、わかったときはマジか!って感じだった。あと、医療用ポッドに入ってから主人公の目が覚めるまでの年数も意外だった。
最後は報われる結末が見れてよかった…。
…のかなぁ。
息が詰まりそうだったので、最後に息ができてよかった。まじで。という気分にはなった。
・・・
正直この作品は、結末にはさほど意味がない気がするんよなぁ…。物語の話の流れ的には、主人公以外の人が生き残っても問題はなかっただろうし。(そのために医療用ポッドがたくさん存在しているわけだし。)
基本的には、主人公が置かれた状況を推測する(徐々に解明されていく)様をハラハラしながら楽しむSFミステリーって感じ。