評価を見た感じだと微妙な作品かなぁと思いつつみてみたら、思いの外面白かった。
以下、ネタバレを含む感想。
SF作品(近未来の宇宙旅行を科学技術に基づいてシミュレーションした作品)として見ると、起こり得るかもしれないシチュエーションが描かれているというか、
(古い作品だけあって科学技術水準が現代よりだいぶ見劣りするという点はあるものの)、描かれている登場人物の心理状態や行動にリアリティがあって見入ってしまった。
どんどん状況が悪化していく中でも、奮闘する主人公たち。だが、状況は悪化の一途をたどり…
ラストはバッドエンドかと思いきやの、かろうじての…な結末で、ただ暗いだけで終わらず、後味も良かった。(ただ、地球外生命体を持ち帰ったのって、ハッピーエンドにもバッドエンドにもつながり得るところではある。)