今季のドラマに関する所感。思いっきりネタバレを含んでます。
チーム・バチスタの栄光を執筆された海堂尊氏の作品が原作のドラマ。
初見で、『口も態度も悪いけど、実際に患者のことを第1に考えていて、圧倒的な技術を持つダークヒーロー、を演じる二宮くんカッコイイなぁ』という感想だったのだけど。
妙にストーリー展開の先が見える、のが気になって原作のストーリー追ったら、ストーリーが進むに従い読者目線で見えるものが二転三転する仕組みになってた。
みんなの大好きなヨコオタロウっぽい。
じゃなくて、そういえば海堂尊ってそういう作風だった。久々に面白いものを見てる気分。
で、結末や各登場人物の裏事情まで全て分かった上で見返してみると、とても趣深い作品だなと。
主人公たちそれぞれが、異なるポリシーを持ち、ぶつかり合いはするのだけど、しっかり患者と向き合っていて、そんな生き様がカッコ良すぎるのだけど、
なかでも佐伯教授がダントツでカッコいいなと。一癖も二癖もある主人公たちをうまくまとめる老練家、という趣で痺れる。
こんな難しい役を役者の方たちがほんと見事に体現していて、最後まで見るのが楽しみだ。