ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディション(吹替版)
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: Prime Video
映像(画)が素晴らしい…。公開からもうすぐつ10年近く経つというのに、実写だと一向に色褪せないんだなぁと感心した。
サルマン存在感ありすぎ問題
未見かと思いきや、中盤辺りから、断片的ではあるものの徐々に以前に見たことを思い出してきた。
賢人たちの会合でのサルマンのウザさを目にして、『あ、これ以前に見た』と気づくという。
「ロード・オブ・ザ・リング」本編ならともかく、前日譚であるこの作品「ホビット」では、サウロンは会合の場面にしか出てこないのに、記憶に残ってたってどんだけ存在感あるんだ…。
良かった点:物語の濃度
3時間と長時間の作品にも関わらず、見出すとあっという間で、息をつく暇もなく、主人公たちにピンチが繰り返し訪れるので、見ていて息苦しくなる感があった。(※ロード・オブ・ザ・リングの後半ほど辛くはない)
- 作者:J.R.R.トールキン
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2012/11/12
- メディア: 単行本
原作のボリュームを考えると、3時間では尺が足りなくてもおかしくないレベルなので、素早い展開になるのも当然で、映画は上手くまとめられているなと改めて感心した。
それだけに、超高密度な情報の塊を咀嚼し続ける感じになるので、気を抜くと、見ている自分の感情の処理が追いつかない感じがした。(単にながら観するような作品ではないというだけで、デメリットではない)
物語の王道感は言わずもがな良く、2度めの視聴にも関わらず、濃い時間を楽しめてとても良かった。
良かった点:映像美
何より、ため息が出るくらい綺麗な景色が多く、改めて見ても良いなと思った。
撮影地はニュージランドだったと思うのだけど、写真撮りに行ってみたいなぁ…。
エクステンデッド・エディションの違い
見終わってから『エクステンデッド・エディション』って何が追加されたんだろうとぐぐってみたら、
主人公ビルボを、エルフの王が応援するシーンが追加されていたとのこと。このシーンの追加は、巷でも評判が良い模様。
たしかに、あのシーンは主人公ビルボが、このあとの行動を決意するに関わっていて(そう決意するに至った主人公の心の動きに説得感が出て)かなり良かった。