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エロティック×アナボリック 2

うーん。感想を述べづらい。

1巻以上に、ガチアスリート成分とエロティック成分にステータスを極振りしてる印象を受けた。

2巻と比べると、1巻は、エロティック成分とガチアスリート成分のバランスが神がかっていたな、と。そんなことを思ったのだった。

・・・

2巻から、主人公たちの過去の話が入ってきて、物語的には深みが増すところなのだけど…(個人的には期待していた展開になってきて嬉しい反面)

過去のトラウマ(と思われる)描写がシリアス過ぎて、これまでのほのぼのした感じや、エロティック成分もガチアスリート成分をも吹き飛ばしてしまっているように感じた。

シリアスなのは全然有りなのだけど、シリアス・ガチアスリート・エロティックの3つともが強く主張しすぎていて、バランスを欠いており、一言で言えばカオス。シリアスな話では、他を抑えてシリアスな面を強調する、とか強弱つけて欲しいなぁ…と思わないでもない(それで漫画として面白くなるかはよくわからないので、こんな感想を勝手に抱くのはアレなのだけど…)。

この作品の主人公2人のキャラクターは、作者2人の経験や過去を(男女入れ替えて)ベースにしているのではないかなと思っているのだけど、それによって心理描写がリアリティを生み出していて興味深い反面、トラウマに関する話は黒歴史を真正面からエグッていく姿を見てる感じがして笑えない…。