家族で視聴。Amazonの好評価に違わず、楽しめる作品だった。
序盤がちょっと鬱々として話の展開もゆっくり目だったのだけど、イワトビペンギンズが出てきたあたりからグッと面白くなってラストまで一気に疾走していった感。
ミュージカルっぽいあたりも個人的に好みでどこをとっても楽しめた。
ペンギンの生態や、魚の乱獲による南極の生態系への影響の話など、しれっと上手くエンタメ作品の背景として溶け込ませている感じ。それらのリアリティある背景をベースに、障害の話、自分らしさの話や差別の話など絡めて、1つのペンギンの冒険物語にまとめられていて、子供も大人も楽しめるようにできていた。
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現実の話をうまくエンタメ作品に昇華する手腕は見事で、『やっぱりディズニーの作品はすごいなぁ』と思ったら、違うスタジオだった。すご。
監督のジョージ・ミラーについて確認したら、マッドマックスの人だった。ベイブの人でもあり、振れ幅がパない。「なんだ、ただの天才か(呆然)」という心持ち。