めっちゃ面白かった…。ながら見のつもりが終始画面に釘付けになった。最高じゃんか。
何を書いてもネタバレになるのが悩ましい。
以下、ネタバレを含む感想。
物語の構成上、前半の伏線ほど後半で回収されるので、『違和感をどれくらい感じられるか&覚えておけるか』、で作品の評価が変わりそうな印象を受けた。
タイムリープを扱ったSF作品を、多く観ている/読んでいる人ほど楽しめる作品かなと思った。
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『君の名は』みたくハイスピードで話を展開して、意図的に情報過多に陥らせるつくりなのは、なんかこう、複数回観てもらおうという商業的な匂いがしなくもない。
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映像だけでも楽しめるといえば楽しめるようにはなっているけど…
タイムリープ作品に関する知識が多少なりともある人をターゲットにして、そういった人が複数回観て楽しめるようにつくられた結果、
一般受けする外面に反してマニアック路線まっしぐらな内面なので、巷では『賛否両論』という評価に陥ったのかなぁという感がなくもない。
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巷では、難解という評価もあるのだけど
個人的には、序盤の伏線(ニールが覆面の相手を『始末した』と主人公に告げた場面)からおぼろげに話の大筋が推測できたので、ストーリーを追いながら自分の推理の答え合わせをしていく(足りないパズルのピースを埋めていく)感じで楽しんで見ることができた。
ただ、細かなシーンごとには登場人物たちの動きが早すぎて把握しきれないことが多々あったので、見直そうと思った(まんまと作り手の罠にハマってる感)。
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最初から最後まで完全に作り込まれている(因果関係が完全に作り込まれている)というのが、実にロジカルで、作品らしい作品だなと。半端ない完成度の高さがめっちゃ好み。