全体的には良かったかなぁ。
FF13に比べて癖が少ない(薄味)というか、今までのFFっぽいというかふつうのRPGっぽい感じ。
FF13のように『ストーリーやキャラをガッツリ魅せてくれる』感じや、『高難易度のバトルに頭を使う』ことがなかったので、ちょっと物足りなさがあった。
たぶん多くの人にとってはゲームをする上でどうでもいいことだとおもうのだけど、個人的には、ストーリーはFF13よりも救いのないダークファンタジーなのに、システム的にはかなりライト、ストーリーの道中はコミカルな演出が多い、というチグハグさがちょっと気になった。
クリア時間:30時間
全体的にサクサク進んでクリア。ただし、ラストダンジョン、てめぇはダメだ。
ラストダンジョンまでは、レベル上げもそれほどせず(というか途中からレベル上げの作業を忘れていて)主要なロールのLvが30くらいで進めたのだけど、ラストダンジョンで思いっきり詰まった。てか、急に無理になるのなんなの(レベルデザインおかしない??)、って印象を受けた…。
そこから、しばらくは寄り道クエスト(フラグメントの収集)をなんやかんや進めることに。フラグメントを集めてみて、オートクリップでストーリーの補足情報を読んでいくと、物語の全貌が見えてくるようになっていたので、
ラストダンジョンまでサクサク行けて詰まるのは、意図的なもの(フラグメントの収集、メインストーリーの謎解きをさせる目的)かと理解したのだけど、なんか納得行かない感。ソシャゲ的なつくりを感じる。メインストーリーに関わる情報は、メインストーリー上で回収してほしいし、寄り道のクエストは、任意でやり込みたい人がやれば良いようにしておいてほしい感。
とはいえ、徐々にいろんなことが分かる仕組み自体は面白かった。
・・・
バトルは難易度は低いけど時間がある程度かかってしまう感じで、わりとストレスの溜まる感じだったのだけど、
最強モンスター キチューを育てはじめてからはサクサクバトルが進むように。『奇襲攻撃が理不尽』という評価を目にしたのだけど、キチューを育て始めてからはふつうに便利かなというくらい。
そして、Lv.MAXにまで育ったキチューとともにラストダンジョンに挑んだところ、ものすごい速さで、ラスボス4連戦を終わらせてくれた。
(余談だけど、最初に挑んだとき、4連戦目のラスボスでゲームが異常終了したときはイラッときた。)
・・・
- 戦闘システム
- ぬるい。戦略性が大幅に下がった。前作に比べて、戦闘の難易度が下がり過ぎでは…、と感じるくらい楽だった。
- バトルのテンポは良好
- モンスターを仲間にできる&成長させられるのは楽しい。
- 敵の動きを見てDEFでガードする流れは、ちょっとアクションゲームっぽい。
- 映像
- 綺麗。
- 音楽
- Good。
- キャラクター
- 悪くなかったのだけど、特徴があまりないというか、薄味感が。
- ライブトリガーで選択肢が4つ出るのだけど、この主人公だとどう答えるかなぁと考えてみても、いまいち「このキャラなら、この発言をするに違いない」という選択肢が絞れず、ゲームの設計時にどういうキャラクター付がされているのかよくわからないなと感じることも。
- 寄り道要素
- 多い。寄り道だけど、オートクリップを集めないとメインストーリーの細部がわからないという仕様は個人的に好きじゃない。
- シネマティックアクション
- いらなくないかなぁ…。
- シナリオ
- FF13とFF13-3をつなぐためのインタールードという感じが強かった。
- ボリュームがない。
- 展開自体は楽しめた。
- 展開自体は絶望するしかない感じのダークファンタジーなのに、(万人受けするようにするためなのか)それを軽減するように、全体的にコミカルなのは方向性がきっちりさだまっていないような感じがした。
装備品のアクセサリにコストの概念があるのだけど、コストがシビアすぎて、ほとんどのアクセサリが不要だった(使うことがなかった)。武器も、いくつか買っただけでほぼ不要…。装備とは。
- DLC
- ライトニング編が、FF13-2のシステム上に構築されたFF13-3のバトルシステムっぽくて面白かった。
- めっちゃ格闘ゲームチック(読み合いが重要)になってる。
- ※ このバトルシステム、FF13-3への伏線だったのかなぁと思わないでもない。
- コロシアム編(スノウ編)、本編のどんよりした気分になるエンディングとは対照的に、いろんな世界線が混じっててコミカルで、スノウとセラのかけあいも微笑ましく、気持ちが和らいだ。
- ライトニング編が、FF13-2のシステム上に構築されたFF13-3のバトルシステムっぽくて面白かった。
DLCはめんどくさくてクリアせず、だいたいストーリーの雰囲気を把握して終了。