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Lightroom Classicを快適に使うためのパーツ買い替え; WD Red 4GB(SATA SSD)とDDR4 16GB×2

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写真保管用に使っていたHDDの動きが怪しくなってきたので壊れる前にSSDに載せ替えた。ついでに、メモリもマシマシに。結果、LightroomClassicの動作が限界まで速くなった感。

いまいちどういう原理で速くなっているのかわからないところがあるのだけど…、

Lightroom Classicで高画素のデータを扱うなら、メモリ64GB前後 &ストレージはオールSSD とすることでレスポンスがグッと良くなるので投資する価値があるんじゃなかろうか、という結論。

『メモリは16GBで足りる』と思っていた自分を殴りたい。

WD Red 4TB (SATA SSD)

写真・ビデオの保管用のストレージを、1TB HDD から 現在の 3TB HDD に載せ替えたのが4年前。その当時の記録を見返すと『2年くらいは使えるはず』とか書いてた。4年間使ってなお、使用量は2TBほどだったので、当時より撮影ペースが落ちた模様。ざっと250GB/年の消費ペース。

もともとは、『データ保管用のストレージをSSDに置き換えるのは、今の半額くらいにまで相場が落ちてから*1』と考えていたのだけど、改めて現在の消費ペースを考えると

『今、4TBのSSDに替えれば、写真の他にもSteamのゲームなど雑多なものを放り込んでも、この先5年は使えそう』

という試算が成り立ったので、

『(価格など) 見なければどうということはない』

と、えいやっ、でAmazonでポチった。

OS用のストレージと、データ用のストレージを分ける意味

今まで、システム(OS)用のストレージと、データ用のストレージを分けていた。

『SSDは物理的な仕組み上*2、定期的に書き込みが発生したほうが良いので、1ドライブでまとめたほうが良い*3』という話もあるのだけど、

調べた限り2020年現在、それなりに書き込みが発生していればデータ消失のリスクは低くなっていそう(ハードウェアレベルで対策がとられていそう)、というのと、利便性(メンテナンス性の良さ)を優先して、今回もこの構成を続投した。

物理的に分けておくことで、

  • ごそっとハード構成かえたときに、データ用のストレージはまるっとそのままにできる
    • ハード構成をごっそり変えても起動する場合があるので、めんどくさいときは『とりあえずそのままブート』→『問題が起きたら、OSを修復』→『それでも問題が起きたら、OSとアプリを入れ直す』という手抜きができる。
  • データ用のストレージがたりなくなったときにサクッと差し替えられる
    • 内部SATAに新旧のストレージを同時に繋げるので、新しいストレージへのデータコピーが速くて楽。
    • ストレージを入れ替えても、OSやアプリに影響をまったく与えずに済む

というメリットがあり、結果、『気楽にパーツを入れ替えられる』という点が気に入っている。

余談:RAIDはやめた

4TBのSSD一本にするか、2TB×2のRAID0構成にするかで、最後まで迷ったけど、

バースト転送が500MB/secから1GB/secになっても体感できる気がしないし、写真保管用なので速度はそこまでいらないし、なによりRAIDを組んで障害が発生したらめんどくさいな、という理由で4TB一本にした。

DDR4メモリ 16GB×2

購入したメモリ、外観は、いかついヒートスプレッダがついていていかにも強そう。

・・・

安くなっていたから、という単純な理由もあるのだけど、ふとLightroomのメモリ消費量を見たら16GB近くまで消費していたので、『今の16GBじゃ、メモリ足りてないんじゃね?』と思ったので買い増し。

・・・

写真の保管場所をHDDからSSDに切り替えたところ、

『カタログの表示が少し早くなった&現像モジュールでの等倍表示が速くなった』かなぁという程度だったのだけど、

メモリを16GBから48GBに増設したところ、『Lightroomの写真表示・切り替え*4が明らかに速くなった』。

前までは、カーソルキーで写真を切り替えると、1秒前後のラグが感じられたのだけど、ラグが感じられなくなった。カーソルキーを押して離すころには切り替わっている感じ。

・・・

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使用状況をつぶさに見てみると

Lightroom自体の消費メモリは、多いときで16GBを切るくらい、ということに変わりはないのだけど、さらにキャッシュ用に数十GBほど消費されている。(カタログモジュールで、一気に2000~3000枚くらいを"新たに"読み込むと、キャッシュ用に30GBほど消費された。一度に読み込む増えれば増えるだけキャッシュ領域が確保されるはずなのでメモリは多ければ多いほど良いと考えて間違いないはず。)

ざっとタスクマネージャを見ながら、操作してみた感じ、メインメモリを過剰に積んだことで

『編集対象になる画像ファイルをまるっと全部キャッシュ(メインメモリ) に載せられるようになった』

ので全体的に速くなった、って気がする。メモリ上に全部データが載っていれば、そりゃ速かろうよ。

*1:PLCが普及すればそれくらい落ちる、はず。

*2:リーク電流が存在することから、長期に書き込み(電荷のリチャージ)がないセルは電荷が減っていていずれデータが消失する、という物理的な制約がある

*3:コールドストレージにしないほうが良い

*4:「カタログ」モジュールでの個別の写真表示や、個別写真表示状態での写真の切り替え、「現像」モジュールでの写真の切り替え