$*nyme

blog of a man, by a man, for a better future

庭/物置でZWIFT: JetBlack WhisperDrive Smart Mk2の導入

f:id:d_ymkw:20200920132804j:plain

コロナ禍で家から出なくなったためだと思うのだけど、体重とお腹の出っ張りが超やばいことになり、とどめに体力の低下を実感するようになってきたので、

思い切ってZWIFT(バーチャルサイクリングアプリ)とそのためのローラー台を導入した。

スマートトレーナーの選択

もともと、コロナが流行りだして外に出づらくなった時点でZWIFTの検討を始め、

外部コンセントがある庭のテラスでやることを想定して、持ち運びのし易そうな Elite のTuoSuitoを狙っていたのだけど、Eliteがイタリアのメーカーということもあってか、半年たっても通販で買えそうにないので、

f:id:d_ymkw:20200920132808j:plain

今回、WiggleやCRCでバーゲンセールされていたJetBlack WhisperDrive Smart Mk2を購入した。

イギリスから2週間足らずで届いた。予想より早くてビックリした。

レビュー、インプレ、もしくはそれ以外のなにか

ネット上にWhisperDrive Smart Mk2の情報が全然見当たらなかったのと、異様に安かったので、不安だったのだけど、届いてから3週間、ほぼ毎日使ってみた感想としては、『至って普通に使える』。

・・・

国内で販売されている WhisperDrive Smart 無印(mk1?)との機能的な差異点は不明。とりあえず、気づいた点としては、このmk2にはスプロケが付いていた。

機能面

電源不要で使える点が、便利。設置場所の自由度が高い。ロードバイクを固定しておけば、スマホ/タブレットだけもっていけば即トレーニングを始められる。

当初『電源を入れた状態でないと、ZWIFT画面上で操作できなかったりするのでは(=ペダルを常に回す必要がある)!?』と焦ったのだけど、軽くペダルを回すだけでしばらく通電した状態が保たれるので、実用面ではまったく問題はなかった。

持ち運び性

角パイプを溶接しました、と言わんばかりの無骨な作りで重量もある。足は折りたたみ可能。が、20kg近くあって重いので、まともな人は頻繁に持ち運ぶことを考えないほうが良いと思う。

今は、物置内に常設して、トレーニングルーム代わりに使っている。常設すると、さっと乗って走り出せるのでとても良い感じ。

暑いときは物置の外に出している。ロードバイクと合わせて30kg近くある計算&重心が悪いので持ちづらい、のだけど、ちょっと動かすくらいならできなくはない。重いけど。

騒音面

80rpm以上で回し続けると、フォーンッ!!!ってけっこう大きめの音がしているように感じる。

一般的な住宅事情で使って問題ないレベルの騒音なのかはよくわからない。

自分は地面に直置きなのでわからないのだけど、マットをひくとまた違うのかもしれない。

www.youtube.com

この紹介動画の音が感覚的にも近いかなぁ。

負荷の変動に関して

ふと、ファームウェアをアップデートしたところ、負荷の変動がきわめてスムーズになった。

インターバルトレーニング(ERGモード)で、200W→500Wに瞬間的に切り替わるときも1secほどで追従するようになった。

(2020.12月追記)

負荷は2500Wまで、勾配は16%まで再現できる*1のでZWIFTの山岳コースを余すことなく楽しめて良い感じ。

また、ERGモード*2が使えるので、インターバルトレーニングが効果的に行える。ギアを下げても負荷が一定に保たれるので、負荷の高さに逃げ腰になってもキッチリ自分を追い込める。

・・・

負荷の変動速度に関しては、実用面でそこまで問題ないものの、ちょっと不満がある。ZWIFT画面上での勾配・負荷の変化と、スマートトレーナー側の負荷が切り替わるまでに数秒のラグがある気がする。

インターバルトレーニングで高強度に切り替わる際には、負荷が切り替わる5~10sec前から重めのギアにチェンジして負荷を無理やり上げておかないと、高強度で漕ぐ時間が減ってしまう。

非ERGモードでのふつうのライドなら、ZWIFT画面に表示された斜度(=負荷)が変わるよりちょっと早めにギアチェンジして構えることで、いい感じに対応できてる(気がする)。

Bluetooth接続の安定性

ファームウェアをアップデートしたところ、まったく途切れなくなった。

(2020.12月追記)

iPadまたはiPhoneと接続してZWIFTをしているのだけど、10分に1回程度の頻度で、通信がロスする(パワーが0になる)。

大勢に影響はないので、Strava上でのトレーニング量の管理に関しては問題ないと感じている。

けれど、通信が切れたタイミングでは、ZWIFT画面上で立ち止まってしまうのでシビアなレースをする場合は致命的かもしれない。(今のところレースをしてないので実際のところは不明)

余談:パワーメーターの有用性

ZWIFTを3週間続けてみて、パワーメーターの有用性を認識できた。

ZWIFTでのトレーニングで必要な努力量が可視化できるだけでなく、実走でこそ役に立つことがわかった…。

  1. 自分の出せる力を最大限に有効活用したい(=より速く、より遠くまで走りたい)と思うと、出力を自分のFTP(≒限界)以下に抑えることが重要と気づく
  2. 今までのノリだと、前半(特に走り出した直後、元気なとき)にパワーを過剰に使ってしまっており、後半、垂れてくることに気づく
  3. 勾配があるとちょっと踏んだだけで、かんたんにFTPを越えてしまうので、坂では、自分で思う以上にギアを軽く、スピードを落とす必要があることに気づく
  4. 平地での巡航は、ペダルに重さを感じないくらいのハイケイデンスで走行する方が良いと気づく

といった感じで段階的に色々気付かされた。

『パワーメーター、マジ有用じゃん?!これすごいことに気づいたかも!』と思ってググったら、

当たり前のことのようで、いろんなところでパワーメータの有用性が解説されていた。今まで、『ガチアスリート志向の人にとって必要なもの』という認識だったので、見落としていたっぽい。色々記事を見ていた中で、

『パワーメーターがあると、自分の限界を越えないようセーブして走れるから、ロングライドが楽になる』

という謳い文句が刺さりすぎて、パワーメーターが欲しくなってきた…。4iii のパワーメーターならリーズナブルじゃん?じゃん?

今は、当面ロングライドの予定がないので踏みとどまっている。

*1:本当に正確に再現できているのかは不明。とりあえず、比例して負荷は上がるので楽しむ分には問題ない。

*2:ギア設定によらず負荷を一定値に保つモード。実際には、ギア設定に若干の影響を受けるケースがある。