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彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? Wシリーズ

生物工学とAI技術(いわゆる汎用人工知能)が高度に発展したことで、人が「死ななくなった」未来を舞台としたSF作品。

  • 生物工学の発展で、細胞・臓器が自由に入れ替え可能になって人が死ななくなる(死という概念が希薄になる)
  • さらに、生物工学と、アンドロイド(汎用人工知能+メカの組み合わせ)と組み合わさって、汎用人工知能+人間と同じ細胞で構成されたアンドロイド(作中では「ウォーカロン」と呼称)が生まれる

ウォーカロンと人との差異が希薄になり、生と死の区別が曖昧な未来、という舞台設定の巧みさに舌を巻いた。メカ要素ありのアンドロイドと、前者が実現できれば、後者が生まれてくるのは理にかなってるなぁと。工学・技術に精通された方による、地に足のついた未来感が読んでいて心地よい。

より人間に近づいたアンドロイド(「ウォーカロン」)と人とを対比することで、「人とはなにか」「人間性とはなにか」というメインテーマがより一層浮かび上がっているように感じられた。

めっちゃ面白かった。安心のクオリティ。