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SPEC の流れで、SICK'Sを見て、原点である「ケイゾク」に戻って見たのだけど…今見ても、ケイゾクめちゃくちゃ面白いやん。
SPECシリーズに比べると、ケイゾクは、映像・演出的にも粗さを感じるところがないでもないけれど、素材のとんでもない良さが光る写真という印象。アンダーグランド感があるというのか、ややマニア向けな作風という気はするけど、いやー良かった。後半になるほど、予期していなかった方向に盛り上がっていくのが最高に楽しめた。
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SPECは、ケイゾクの続編と言われるとちょっと毛色の違う感はあるのだけど、そこかしこにケイゾクっぽさがあって、今見ても割と好き。
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SICK'Sは、…うーん。単体で見ると、まぁ、ありかなぁと思っていたのだけど、改めてケイゾクからの流れで見ると、「なにこれ???」って言いたくなるほどに浅い感じが否めない。
木村文乃さんはタイプです。(まる)
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以下、物語の核心に関連するネタバレを含みます。
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それはそうと、ケイゾクの『朝倉』が気になってググり倒した結果、
朝倉は『セカイよりもさらに上位に存在する抽象概念』ということで一応の納得は得たのだけど、いや、それだけの上位概念にも関わらず、ケイゾク内でやってることがこじんまり(一個人的な人間ぽい所業)過ぎてないかなと…。
SPECもラストの映画になるほど、「うーん、、、どうかな」と感じるところがあるし、ケイゾクで風呂敷を宇宙の遥か彼方まで広げすぎて、無理やり閉じようとしている印象は否めないなと思った。
ニーアシリーズ監督のヨコオタロウ氏の、『後付にも関わらず矛盾を感じさせない展開のさせ方(あらかじめ予期しない方向に拡張することを想定して細部を曖昧なまま、けれど論理な飛躍を抑えて組み立てていく手法)』に比べると、いまいち話の整合性がとれていない気がした。
SICK'Sもとうとう最終章に突入なので、いい感じに畳んでほしい感ある。