ハイパーインフレーション 1

面白すぎる。『天才か』という言葉がよく合う。

ぐいぐい引き込まれて、まるで一瞬に感じるくらい即座に読み終えた。次はよ。

『経済』という難しいテーマを、よくぞここまで誰もが興味を持って読めるくらいに噛み砕けたなというのと、

ジョジョのようなパワーワードが炸裂し、驚異的な圧を醸し出しながらスピード感のある面白いストーリーに昇華できているのがスゴイ。

いろいろスゴすぎてツッコミどころ満載なのだけど、

『偽造通貨』を話の主軸に持ってきた発想と、それで話をどんどん広げていける構想力がスゴすぎる。

あとがきにあった『人が真剣に何かに取り組む姿は、滑稽に見えてカッコ悪い。だが、それが良い。最高だ。』という趣旨の言葉がとても良かった。そして、この漫画では、『真剣に取り組む姿』が真正面から描かれていて、見ていて心地よい。最高か。

（↓最初の数話と最新話をお試し読み可）

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経済をテーマにした作品としては、『望郷太郎』と同じなのだけど、アプローチが全くの別物すぎて、創作の世界の可能性の広さに衝撃を受けた。いろいろ規格外なので、異質という言葉で飾ったほうがいいのかもしれない。

それでいて、『望郷太郎』と同様、きっちり経済やビジネスの本質を捉えているのが素晴らしい。

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Web漫画といえば『淫獄団地』も異質の面白さで、なんかこう、すごいよね、人間のクリエイティヴィティには無限の可能性があるんだなって思える。

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