ジャッキー・チェンがいい味を出していた。コメディ要素のないジャッキー・チェン、個人的にすごく好き。
妻も娘も失ってしまった父、とか最高ですね。尊い。
最近、くたびれた感じのおっさんが主人公(もしくは脇役)が奮起する作品がツボ。というか、心にすっと染みる。
最近だと、この作品以外に、「体操ザムライ」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(※クラウディア・ホッジンズ、オスカー)」「かくしごと」「望郷太郎」「Lv1魔王とワンルーム勇者」あたりがグッと来るものがある。
なんかこう前途ある若者のようにキラキラしてなくて、脂の乗った中年のようにギラギラしてなくて、身も心もカッサカッサなんだけど、世の中をソツなくこなせるだけの技量はあって、やるときはキッチリやる。みたいところに憧れがあるのかもしれない。良いよね、そういう年の重ね方。
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おっさんが主人公といえば、ここ何年か続けて、「へうげもの」のアニメを1年に1回くらい突発的に見たくなって、途中まで見てはやめる、というのを繰り返している。
あれは、主人公が武将としては枯れているものの、数寄者としてギラギラしてるので、見続けているとちょっと油っこく感じて胃もたれをおこすのかもしれないと思った。
誤解のないように補足すると、「へうげもの」という作品自体は面白い。