Facebookを久しぶりに覗いたら、『Amazonでの初めての買い物』を調べるのが流行っていたので自分も興味が湧いて調べてみた。
こういうのはたいてい興味がわかずスルーしてしまうのだけど、見知った知り合いの投稿を眺めてると、何十年も前の時点ですでにその人の生き様が現れていて興味深いなぁ、と思ったのがきっかけ。
自分はなんだったけな、パソコンのパーツか、プログラミングの本かなぁと思って調べてみたら、完全に予想外のものが出てきて唖然とした。
ネイティブ向けの英作文の指南書(英語)かよ…。
The Elements of Style, Fourth Edition (English Edition)
- 作者:Strunk JR., William,White, E.B.
- 発売日: 2020/03/21
- メディア: Kindle版
・・・
黒歴史というほどでもないはずの、でもやっぱり黒歴史が蘇ってきて、ちょっと赤面。
ちょうど英語学習に熱が入っていた頃で、海外のテクニカルドキュメントやフォーラムのやりとりをふつうに読めるようになって、PC関連のニュースは国内サイトを見ずに海外サイトで読み漁るようにしたり、英文学の研究誌を読んだり、と少しでも英語ができるように*1と、とにかく英語漬けの生活を送っていた時期で、
「読み」は問題ないけど「書き」がさっぱりだったので、どうにかせねばと思っていたら
なにかのきっかけでこれらの本が英作文の改善に良いと知り、されど田舎の本屋では手に入らず、恐る恐るAmazonを使ったのだった。
まぁ、なんというか若気の至りというか、『中二病こじらせ過ぎだろう、自分』と思わないでもない。思わないでもないというか、そう思う。
この2つの本自体は良い本だったように思うのだけど、まともな英作文能力は未だにまったく身についていない。嘆かわしいことである。
これが自分の生き様かと思うと、『永遠の中二病が自分なのか…』という想いに駆られ、率直に言ってつらい。
・・・
そういえば、予備校時代にThe Elements of Styleの話で英語教師と盛り上がったか何かあって、差分を読み比べると面白いよ、みたいな話になって限定版だか旧版だかのThe Elements of Style を借りた気がするのだけど、うっかり一部のページを折ってしまって返す際に謝った記憶が蘇った。マジ黒歴史だ…。
・・・
本文と関係ないけど、初めてプログラミングを実用的に使えるようになったきっかけは、『すぐわかるPerl (Software Technology)』という本だった。
すぐわかるPerl (Software Technology)
- 作者:深沢 千尋
- 発売日: 1999/07/01
- メディア: 単行本
それまでにもプログラミングの本は言語を問わず何冊も読んでいたのだけど、文法を学べるだけで『プログラミングが何に使えるのかさっぱりわからない』という状態から抜けられなかった。
この本は堅苦しい説明を抜きに実践形式で『プログラミングで何が出来て、どうやれば自分の生活に役立てられるか』と加えて『プログラミング自体の楽しさ』を教えてくれた良書だった。
懐かしい。
*1:たぶん同級生が英語スピーチの全国大会で優勝したり、英語はさっぱりと思っていた親友が実は帰国子女でしゃべりならネイティブレベルだった、とかに危機感を覚えたのかもしれない。いや、まぁ、正直、なんでそんなに熱を入れていたのかという理由はよく覚えてない。