$*nyme

blog of a man, by a man, for a better future

初見 (コロンビア ベジャビスタ) Unir 阪急うめだ店

f:id:d_ymkw:20200330164800j:plain

スペシャルティコーヒー巡りをしたくなったので、阪急うめだ店のUnir(ユニール)コーヒーで豆を購入した。

購入銘柄について

購入した豆は、コロンビア ベジャビスタ農園(Finca Bellavista)の豆。店の表記に従うなら銘柄名は「コロンビア ベジャビスタ」(品種はカツーラ、製法はフリーウォッシュド)。

公式サイトの説明文*1によると、

コロンビアの有名産地ナリーニョより、 急勾配の丘にある、「美しい景色」という名を冠する農園のコーヒーです。

Unirでは中煎りです。

ホワイトグレープフルーツやキャラメル、赤リンゴなどの風味を感じます。 リッチな口当たりで、後口にはブラウンシュガーのような甘さが広がります。

f:id:d_ymkw:20200330164817j:plain

焙煎に関しては「中煎り」とのことだけど、ミディアムローストより少し浅煎り目な(とはいえ、シナモンローストというほどでもない)印象。スペシャリティコーヒー専門店全般に言える傾向だと思うのだけど、店の煎り具合の呼称は、世間一般よりもやや浅煎り寄りな印象。

焙煎度合い的に膨らむ前の段階(1ハゼ前??)と思われ、豆の硬さはけっこう硬め。手で挽ける程度ではあるものの、気持ち手間がかかる。電動ミルが欲しくなってきた。

豆にシワが多いのが気になったのだけれど、改めて調べてみると『シワは伸ばすべき』としているのはマイバッハ系列の教えらしく、必ずしも正解ではない(それだけで焙煎の良し悪しが決まるとは言い難い)模様。

普段使っている豆(中煎り~深煎りの比較的よく膨らんだ豆)に比べて、比重量が大きい(密度が高い)ので、いつもの感覚で計量スプーンですくうと、多く使ってしまうことに気づいた。一杯約12gを謳う計量スプーンで14~5gぐらい入る*2。というわけで、重量に関しては他の豆と有意な違いがあるので、豆の重量をキッチンスケールで厳密に計るようにした。

コーヒーノート

f:id:d_ymkw:20200330165109j:plain
抽出量をスケールで計るのが手間なので、抽出量(体積)の目安をシールにした

挽き具合 湯の温度 感想
6クリック(粗挽き) ✗ 水っぽくなる
10クリック(やや細挽き) 90℃ ○ 苦味ほぼ0、柑橘系の酸味あり、甘みあるような?、香りほどほど
10クリック(やや細挽き) 80℃ ✗ 苦味ほぼ0、酸味わずか、甘みほのか、香りほぼ0。飲みやすいがこの豆の良さが無くなっている印象。

困ったことに、口の中と舌に口内炎ができているので、味覚が正しい自信がないのだけど、湯の温度は90度くらいで問題なさそう。

焙煎度合いと関連して、浅煎りの硬めの豆なので、挽き具合は8クリック未満だと普段の豆(中煎り~深煎り)に比べて粗くなる。試しに6クリックで淹れたところ、かなり水っぽくなったので、普段に比べて間隔をせばめて10クリックに決定。

柑橘系の酸味が程よい感じ。『ホワイトグレープフルーツ』や『リンゴ』とはなかなか絶妙に的を得た表現だと思った。

柑橘系を思わせる香りはわずかにあるものの、特段、特徴を感じられない印象(強烈なフレーバーの浅煎りのモカイルガチェフェに比べてしまうと全然ない)。

商品説明では『後口にブラウンシュガーのような甘さ』とのことなのだけど、よくわからなかった。80度で淹れた際は、たしかに甘みらしきものが感じられたのだけど、90度で淹れるとなくなった印象。湯温を80度前半にして、蒸らし時間を調整、抽出時間を短くすれば、この甘味を引き出せるかもしれない。研究の余地あり。

・・・

それにしても、厳密にやるようになればなるほど、ドリップスケールが欲しくなる罠。

*1:購入時にはあったのだけど、今は取り扱いがなくなって消えている。生産量の少ないスペシャリティコーヒーらしいといえばらしい。

*2:計量スプーンで計れるのは、重量じゃなくて体積だろうと思うのだけど、サイズの目安がg表記されてるのはちょっと謎い。と書いてから気づいたのだけど、豆じゃなくて粉を計ることを想定しているのかな…。それなら銘柄ごとの重量比のブレは少ないだろうし納得がいく。