ロードバイクのホイールというと、一般的には黒色かシルバーで構成されており、モノによってはリム部分にいくばくかの装飾(デカールなど)が入っているのだけど、
『もっとホイールに好みのカラーを入れられないものかなぁ』と思い
巷で入手可能なカラフルなホイールについて調べてみました。
目次
さいしょに (ピックアップの基準)
ロードバイクでガッツリ走る場合(てきとうな目安としては、100km以上のロングライドや高強度でのトレーニングを行う場合)でも安心して使えそうなものをピックアップしています。
(いわゆる『ルック車』に使われている安価なホイールは、強度や耐久性が未知数なのでこの記事では取り上げていません。カラフルさだけで言えば、かなりの数が存在するようですが…)
完成品のホイール一覧
完組、手組みどちらであっても、ホイールとして組み上げられているものをピックアップしました。
Rolf prima(ロルフプリマ)
アメリカのホイールメーカ。受注生産で手組みしている模様です。ロードレースやトライアスロンで実績があるそうです。ネットの海を漂っていると『カスタムホイールといえばロルフ』という感がしないでもない感じでした。
独特のスポーク構成で、本数がとても少なく、軽量。オプションでカラーオーダーが可能です。
オプションでは、デカール(レッド、イエロー、ホワイト、ブルー、グリーン、ピンク、グレー、オレンジ)を変更するといったベーシックなものから、ハブやリムをセラミックコーティングすることが可能となっています。
過去には、リムを鮮やかな青色にセラミックコーティングした Vigor クレーターレイクブルーという日本限定品が存在していたようです。
購入方法としては、公式サイトに記載されたパートナーショップ経由での注文になる(のかなぁ)。
MAVIC(マヴィック)
フランスのホイールメーカ。100年以上の歴史を誇る名門のようです。
手組み。ホイールを買うと、タイヤとチューブがついてくる。というかホイール単品で買えません。
配色は、基本的に黒色ベースに差し色としてコーポレートカラーの黄色が入っています。
限定的にカラフルなホイールとしては、一部ホイールにだけ、青が入ったバージョンが用意されています。
Ksyrium elite (キリシリウムエリート)
キシリウムシリーズの下から2番目のアルミホイール。1500gちょい。ロードバイク入門者の定番アップグレードホイール CampagnoloのZONDAよりもチョット良いくらいのホイール(らしい)です。
ハブとニップルがカラフルなものが存在しています。カラーは、黒、赤、黄の3種類です。
2016と2017(?)モデルでは、青が存在しています。
Ksyrium(キシリウム)
キリシリウムシリーズの最廉価モデル。前後セットで1700g程度と特別軽くもないふつうのホイールですが、カラフルさに関しては、MAVIC随一という気がします。とはいえ、実際に装着するとほとんど目立たないようです。
2017モデルでは、黒、青、赤、黄が存在していましたが、2018モデルでは、黒と青の2カラーに減っています。
ハブに加えて、リムの内周部(切削面)までカラフルなのが特徴的です。
FFWD(ファストフォワード)
競技に出るようなガチ勢にも人気の(か、どうかはよく知らないけど、よく目にする)オランダのホイールメーカ。UCIプロコンチネンタルチームなど、プロチームにも供給・採用されているおようです。
基本的に、カーボン製(1種類だけアルミもある)です。競技に使われるだけあり、軽量でありつつも剛性が高いらしいです。リムのデザインが特徴的です。手組み。正規販売店で買うと2年保証がつきます。
基本的に、リムに黒か赤が入っています。
特殊なものとしては、リムにチェレステカラーが入った限定品があります。限定品の中では比較的手に入りやすい(はず)。
ヴァカンソレイユ・DCMチームがBianchiのロードバイクとの組み合わせで使用したもののようです。実際、巷でもBianchiとの組み合わせで目にすることがあります。
その他に、2014年には日本限定カラーで、ハブが白色でスポークが赤色のもの( FFWD F2A JP LTD )や、リムサイドに青色入ったもの( 日本限定F6R, F4R )が存在している(た?)模様です。
imeZi(イメージ?)
新生メーカ。プロ選手にもホイールを提供しているGS Astutoというビルダーが組み立てているようです。比較的安価。3年間の無料保証に、破損時は50%OFFで交換可能など、アフターサービスにも力を入れており意欲的な雰囲気がします。
プロジェクト167というカーボンクリンチャーホイールでは、ハブの色とリムのステッカーの色を、10色の中から選ぶことができます。
選べるカラーは、ブルー、チタン、ブラック、レッド、オレンジ、グリーン、ブラウン、パープル、ゴールド。
Urusus(ウルサス)
イタリアのメーカ。50年くらいの歴史あるメーカらしいです。プロチームにも供給されている模様。高級カーボンホイールのメーカ、というイメージです。
ラインナップには、赤、黒の他、蛍光イエローのホイールがあります。
SPINERGY(スピナジー)
アメリカの会社。スポークに合成繊維を採用している唯一(?)のメーカ。見た目の特徴としては、基本的にスポークが白いです。
ゼロライトPBOというクリンチャーホイールでは、スポークに合成繊維を採用する強みとして、スポークとリムサイドのステッカーがカラフルになっています。
ホワイト、ブラック、イエロー、レッド、ピンク、ブルー、グリーン、オレンジの7色から選ぶことができます。
ゼロライトPBOに関する記事
A-CLASS(エークラス)
台湾のホイールメーカ。母体は、リムメーカとして有名なアレックスリムのようです。完成車についていることがあります。
ラインナップとしては、安価で軽量なホイールが多い印象です。
ALX630
A-CLASSの中ではハイエンド目のアルミホイール。1440g。
リムとハブがカラフル。ブラック、ホワイト、ゴールド、レッドの4カラーが用意されています。少々ロゴが煩い…かなぁ。
参考記事: つむりの悠々自適ライフ 【ホイール】A CLASS ALX630 クリンチャーホイール
1からホイールを手組みする場合
好みのカラーに仕上げたいとなれば、完成品ではなく、ホイールを手組するという選択肢もあるかなぁと。
パーツ単位では、カラフルなものが手に入ります。
ハブ
- 基本は、黒またはシルバー。
PHILWOODというメーカは、多様なメタリックカラーが用意されています。
他、CircusMonky(サーカスモンキー)でもカラフルなハブがあります。(このメーカーのハブは、imeZiのホイールでも使われていますね。)
ニップル
- 各色あり。
容易に手に入ります。
スポーク
- 基本的には、色が限られる(黒,シルバー)
GRKというメーカは、各色(白、ピンク、オレンジ、レッド、ブルー、グリーン、イエロー、紫、ゴールドなど)を揃えています。ただし、首折れタイプです。
リム
基本的には、色が限られます。
- 黒
- シルバー
- ガンメタ
H PLUS SONというメーカは、いろいろ(緑、青、赤、金、白など)あるようです。