- 作者:山田芳裕
- 発売日: 2020/05/22
- メディア: Kindle版
相変わらずおもしろい。あっという間に読み終えた。
ただ、目的とたまに現代の遺構が出てくることを除いては、作品のジャンル的に「未来のSF/ディストピア」ものというより、「古代にタイムトラベルしたなろう系」という趣きなのが若干不安要素ではある。
世界が一度滅亡して、1から文明がつくられたら、まぁこうなるよな、ではあるのだけど、「原始的な世界(人間社会)でのサバイバルもの」は、パッと思いつくだけでも、「自殺島」や「Dr.STONE」など、すでに色々作品があるしなぁ…。
そういえば、「横浜駅SF」がこの作品に近い設定だよなぁ…。
この作品がSF作品として何を描こうとしているか、今までの作品にない何を見せてくれるのかが現状見えない感じがする。
「(2巻時点でも)滅亡したと思われる日本」がこの作品中でどうなっているかによって、これからディストピアものであることに意味が生じてくる感じだろうか。
今後の展開が楽しみ。