国の消費者還元事業と、数多のキャッシュレス決済事業者の独自キャンペーンとがあわさり、わけがわからないので、自分なりに整理してみた。
1.消費者還元事業
2019年10月1日(火) 0:00 ~ 2020年6月30日(火) 23:59までの9ヶ月間、国が実施する施策。
店舗に、下記のキャッシュレスマークがついていることが大前提(=店舗が登録している必要あり)。ついていれば、キャッシュレス決済で還元がある。
還元事業は、対象の中小・小規模店舗での決済時に消費者がキャッシュレス決済サービスを使用した場合、会計金額の5%(※)を還元する施策。
※フランチャイズ(コンビニ含む)は2%
還元方法は、どのキャッシュレス決済を使ったかにより異なる。大きく分けて次の2パターン。
- 『支払い時に、その分が割り引かれる』場合
- 『後日、その分のポイントが付与される』場合
還元方法例
決済手段 | 還元方法 | 備考 |
---|---|---|
ICOCA | 3ヶ月分をまとめてポイント還元 | ユーザー登録必須 |
クレジットカード | ケースバイケース | ※Amazonは支払い時に割引 ※楽天は翌々月22日にポイント還元 ※SAISON CARDは引き落とし時に割引 |
メルペイ | QRコードの場合:毎週月曜 iDの場合:毎月25日にポイント還元 |
|
PayPay | 翌月20日にポイント還元 | |
WAON | 翌月20日にポイント還元 |
各決済手段ごとに上限はあるものの、数十万/月なので無視して問題ない。
クレジットカードの還元、支払い時と引き落とし時でダブルで割引がかかったりするのだろうか。謎い。
Amazon、楽天での還元
出品者が消費税還元事業対象の店舗であれば、還元対象。
まぎらわしいのだけど、Amazon自身が販売する商品は対象外。
2.決済事業者の独自キャンペーン
PayPay
期間限定 還元率アップ
期間は10月1日~11月30日の2ヶ月間。
上記のマーク付きの店舗であれば、消費者還元事業の5% + PayPayによる5%還元で10%がポイント還元される。
キャッシュレスのマーク自体限られているのに、その中でもさらに店舗が限られる(登録制のため)ので、『寄った店が該当したらラッキー』くらいの感触。
10/5の1周年記念キャンペーン
最大20%ポイントバック祭り再び。1/50の確率で、全額キャッシュバック。
大きめの買い物はここに寄せたい感。
楽天Pay
期間は2019/10/1(火)0:00~12/2(月)9:59 の約2ヶ月間。
どこでも 5%割引になる。(コンビニなど通常2%還元の店舗や、通常還元がない店舗でも5%還元される。)
その他
d払い、au Payがポイント還元率が一時的に20%くらいになる模様。
また、LINE Payが少し還元率が高くなる模様。
まとめ
『1.消費者還元事業』
上記マークが付いている店舗で、キャッシュレス決済をすると、還元が受けられる。たいていはポイント還元。
- 個人経営の店など、小規模・中規模の店では5%還元
- コンビニなど、フランチャイズの店では2%還元
- 大手は還元なし
『2.独自のキャンペーン』
上記に加えて、キャッシュレス決済によっては、期間限定で、独自に割引やポイントが加わることがある。普段使っている決済サービスのキャンペーンに何があるかくらいは確認しても損はない。
個人的所感
ふだんからキャッシュレス決済をしていれば、加盟店では自動的に『1.消費者還元事業』の恩恵を受けられるので、細かくは気にしなくて良い感じ。
『2.独自のキャンペーン』は、限定的な+αという感じなので、基本スルーで良いかなという印象。ただ、10/5のPayPayのキャンペーンに関しては、大きめの買い物のタイミングをここに合わせるのはアリかなぁと思った。