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泣けた。序盤こそ『miwaの演技が固いなぁ』と感じたのだけれど、
タイムリープのタネ明かしがされた中盤からグイグイ物語に引き込まれた。
父役の田辺誠一と、息子役の坂口健太郎の演技力が素晴らしかった。物静かに佇み見守ってくれるような存在に、あの声、めっさ癒される。こんな大人にワタシハナリタイ(無理です
「時をかける少女」や「君の名は」など、類似の設定をもつ作品は数多くあるのだけど、今まで見た中でも『今を大切に生きたい』というメッセージ性が強く感じられ、その主題を的確に彩る演出・脚本の完成度の高さは大衆映画の醍醐味だなぁと。
クライマックスのライブシーンは涙なしには見れず(坂口健太郎の哀愁を帯びた歌声が良すぎ!)、ラストが安易なハッピーエンドで終わらないところも好感触だった。爽やかに余韻を残す幕引きはとても切なく、最後には良い作品を見たなぁと思えた。
※ 舞台が岡山の牛窓(近い場所)というのも、舞台の空気感が想像できて良かった。