先月の話になりますが、深夜の耐久レースを観戦・撮影してきたので、メモがてら記録を残しておきます。
目次
2017年7月29日(土)。
毎年、真夏の深夜~早朝にかけて岡山国際サーキットで開かれているミッドナイトエンデューロ(耐久レース)に行ってきました。だるま珈琲の店長が営業終了後、自転車仲間の応援に行かれるということで、相乗りさせて頂いて。
自分にとっては、初めての本格的な自転車レースの観戦ということもあり、会場に着く前からワクワクが止まらない感じでテンションが上がったり。
事前に店長から『自転車乗りのお祭りみたいなものだよ』と聞かされていたのですが、実際、行ってみるとお祭り感がハンパない感じで、ふだん一緒に走らせて頂いている自転車仲間の方も多く来ておられたり、はじめましての方ともお話できたりで、めっちゃ楽しかった。真夜中のハイテンションと合わさって面白すぎた。(語彙不足)
そしてなによりこの日は、チームだるま珈琲(ふだん一緒に朝練や夜練をさせて頂いている方!)が4時間チーム戦で優勝されたのにはテンション爆上がりでした。パない。
優勝が確定とともに、チェッカーフラッグを見に、仲間とピット内を全力ダッシュしたのはいい思い出。(肝心のゴールの瞬間は撮り損ねた)
レースの話
個人的振り返りはさておき、耐久レースや当日の様子については、下記blogで詳しく紹介されているので、ご興味ございましたらこちらをご参照下さい。
(撮影写真を一部使って頂いています。+.ヾ(・∀・)ノ゚+.゚)
住友輪業の業務日報
速く遠くへ
自転車コギコギ 日記
貧脚なのに坂が好き~南大阪登攀録~
カメラ機材の話
ボディはα7、レンズは主に、55mm F1.8及び70-200mm F4で撮影。
後述する諸々の理由から、ほぼ55mm F1.8を開放で使用した。
撮影場所の話
撮影場所は、ホームストレートの柵越し(といっても、柵と柵の間が間欠的に空いているので、隙間を使えば撮影には支障ない。
このミッドナイトエンデューロ、とにかくコースを照らす照明がないのが辛かった。数十mくらい間隔で大型のライトが配置されているものの、走者がハッキリ見えるのはライトの近傍のみと言う状況。
肝心の被写体(自転車仲間)がいつ走ってくるかが直前になるまでわからない!!
というのが辛かった。
走者は、30~40km/hとかなりの高速で目の前を通過するので、
走者を認識→ファインダーで捉えて→撮影
の一連の動作を瞬時にこなす必要があり、かなり集中力と神経を使った。暗闇の中ずっと目を凝らす必要がありけっこう目が疲れた。
撮影位置は、ライトよりわずかに前もしくは、ライトよりけっこう後くらいが撮影しやすかった。ライト直後を陣取るとライトが眩しすぎて、走者の判別ができず。
使用レンズの話
一瞬で目の前を駆け抜けていくので、望遠レンズ(70-200mm)ではファインダー内に走者を収めることができず、自分の腕では使い切れなかった。(後ろ姿を撮るには使えた…)。
55mmの画角は、ちょうどいい感じだった。
広角レンズ(16-35mm)も持って行っていたのだけど、画角が広すぎて走者が豆粒になるので、使えなかった。(会場の雰囲気を収めるのには役立った)
仲間(知り合い)をいかにして見つけるか
なお、仲間を見つけることに関しては、レース後半、仲間の前後を走る走者と周回速度(1 lapにかかる時間)が把握できてくると多少楽になった。
余談になるけど、走者に小型のスマホをポーチに入れて装備してもらって、ピットで待機している仲間がGPS信号を常にモニタリングするってシステムを組んでるチームがいて、ナイスアイデアだと思った。
小型の格安スマホ(今だと4インチのg06+とか)と、GoogleMapの位置シェア機能を使えばできるなぁとか。ただ、仲間内で使うとなると、ガチで走っている方々に100gもの重量増を受け入れてもらえるかという問題はあるかもしんないし、ないかもしんない。閑話休題。
撮影条件に関して
- 露出に関して
- ISO
- 少なくともISO12800を上限に
- ライト近傍だとISO6400まで落とせることもある。(が、ほとんど期待できない。)
- シャッター速度
- 1/200~1/320s あたりが撮りやすい(流し撮りの必要はあるものの、雑にカメラを振っても被写体ブレが発生しにくい)
- 1/100s あたりから画面端から端までくらいの流し撮りが必要 (かなりキッチリ追従させる必要あり)
- F値
- SS 1/100sを確保するためにはF4が限界
- F2以下を推奨
- ISO
- AFに関して
- 測距点
- 中央一点もしくはスポットMあたり (早めにピント位置の当たりをつけておけば、意外にも問題なく合う)
- 測距点オートや広めのスポット設定は迷うので×
- 連射は設定する意味がほぼない(一瞬で目の前を通過するため。なお、秒20コマのα9ならまた違ってくるかも)
- 測距点
- バッテリー
- 1本だと2~3時間が限度(長時間構えることもあり、ふだんより感覚的に減りが速いので注意)
α7のISO12800はガサガサなので、NikCollectionのDfine(ノイズリダクションフィルタ)を使って後処理。多少ましになるものの、ISO12800ともなるとα7では元が荒れてるだけにSNSでの利用(小さなサイズ)で見るにしても辛いものがあるのは否めない。
理想的には、カメラボディは、ISO12800でも画質の良い、α9, 次点でα7RII, α7Sシリーズと、レンズは、いわゆる大三元( 24-70mmF2.8, 70-200mmF2.8 )との組み合わせになると思う。
機材がモノを言う撮影条件だなぁと思った。