自宅内のスマート機器が30個を越えて、GoogleHomeアプリでの集中管理に限界を感じ始めていたのだけど、
最近、とあるきっかけで、AppleのHomeアプリに切り替えた。これがとても良い感じ。Alexa, GoogleHomeと使ってきて、自分にはこれが一番しっくり来ている。
以下、今までの変遷記録。
これまでのデバイス数と管理方法の変遷
スマート機器が10個~ (Amazon Alexaアプリによる集中管理の導入)
お試し気分で、各社のスマート機器(デバイス)をいろいろ買っていた。
メーカーごとに管理アプリが異なるため、各管理アプリごとのオートメーション(自動化ルーチン)を設定していた。
-----------しばらくは平和な日々---------------
機器の入れ替え時に、どのアプリで何(デバイス、自動化ルーチン)を管理していたか思い出せず、各アプリを片っ端から確認するという手間が発生する。
また、クラウド経由で動作しているデバイスに障害が発生したときには、原因の特定が大変だった。
デバイス管理が自分のキャパを越えていることに気づく。
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Amazon Alexa アプリで集中管理できることに気づき、自動化ルーチンをAlexaで集中管理するようにした。
このときに、自動化ルーチンの内容は、Alexaでできること(単純な定型作業)に限定した。(『管理アプリが増えるデメリット > 自動化ルーチンが貧弱になるデメリット』という判断をした。)
スマート機器が20個~;スマートスピーカーの乱立 (GoogleHomeアプリへの移行)
スマート機器が増えてくると、音声操作の便利さが実感できるようになり、家族全員、音声操作が基本になる。
気づけば各部屋に置いたスマートスピーカーが、AlexaとGoogleの混成状態になっていた。
音声操作する際に『ウェイクワード、どっちだっけ?』とワンテンポ遅れるようになっており、利便性が低下していることに気づいた。
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スマート機器の増加でWiFiルータが落ちるようになる(古い機種だったので、スペックシートでは同時接続数の上限は10程度だった…)。
いろいろ検討した中でその当時はGoogle WiFiルータが良さそうだったので、拡張ポイントにGoogleAssistant機能が付いていたことが決め手となって、ルータ買い替えに合わせて、家中のスマートスピーカーをGoogleAssistantに統一した。
合わせて集中管理を GoogleHome アプリに移行した。対応デバイスも管理アプリのつくりも、Alexaとほとんど違いがなかったので、この移行は特に何もなく終了した。
スマート機器が30個~ (Apple Homeへの移行)
GoogleHomeアプリでの 機器や自動化ルーチンの一覧性が悪く、使いづらさを感じ始める…。
安定して動いている分には、管理アプリの出来は正直どうでもいいのだけど…。一覧性が悪いことで、とかく保守性が悪い。具体的には、障害発生時に障害原因を特定したり、デバイスを買い替え・入れ替えしたときのメンテナンス(自動化ルーチンの修正・組み直し)が手間。
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(プログラムを開発できる人にとっては)HomeKitの自由度が高くて良いらしいと聞き、homebridgeを使って、集中管理アプリを Apple Homeアプリに移行した。←イマココ
※ なお、音声操作はGoogleAssistantのままにしている。Homepodに買い換えるとかなりコストがかかるのと、買い替えによるメリットが特に思い浮かばないので保留している。
homebridgeという神ソフトウェアの導入
homebridgeの導入にあたっては、
もともとスマートプラグはTuyaのOEM製品 (管理アプリにSmartLifeを使えるもの)、IR操作はNature Remoシリーズで固めていたおかげで、デバイスの買い替えは必要なく、自動制御したい主要なスマート機器を軒並みHomeKitに対応させることができた。
Tuyaのプラグインがクラウド経由で機器情報をひっぱってくれるので、移行の手間も今までに比べてかなり少なく済んだ。
今は、ガジェットの山に埋もれていたRasberryPi 1Bを引っ張り出してきて、homebridgeの母艦にしている。今でも使えることにびっくり(これ、2012年の製品だよ!)。微妙に機器の状態を拾う際のレスポンス(Homeアプリ画面を開いたときに状態をアップデートする速度)が悪い気がする。
同じく余っていることに気づいた RaspberryPi 3に移行して比較してみたいところ。
Apple Homeアプリの所感
AppleのHomeアプリは、今まで使った集中管理アプリの中ではUIが一番しっくり来ている。
開発陣が、実際に使ってスマートホーム化をしているのかなと思うくらい、使い心地・UIのデザインが自然に感じる。
機器やオートメーションが増えても、部屋ごとに状態を把握できる&オートメーションも、状態と内容をパット見で把握できるようにUIが整理されており、(スマホでもタブレットでも)部屋ごとの切り替えが手軽にできるので、一覧性が高く、管理が楽。
~20個くらいだとすべてのデバイスが1画面に収まっていたほうが便利だったのだけど、今は1画面に全部表示されると煩雑になって逆に不便になるので、利用状況(=部屋)ごとに適切に分けて表示してくれるのが助かる。
Appleデバイス(iPhone, iPad, AppleWatch)それぞれで、使いやすいようにUIが調整されているのも好印象。
homebridgeの導入は少し手間だったけれど、移行の対価は十分すぎるほど得られた印象。