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PENTAX K100Dを掘り返して庭のバラを撮影

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収納棚の整理をしていたら、10年以上前に購入した、はじめて手にした一眼(PENTAX K100D)が出てきた。

最後にはバッテリー周りが壊れて、新品の電池を入れてもすぐに無くなる/突然電源が落ちるようになり、記念にとっていたのだけど、

ふと思うところあって、バッテリー端子を磨いたら正常に動作するようになった。

最近、長らく使ってきた電子機器が『電池に接触する端子が錆びてきて電流が流れなくなる』という症状で動かなくなることが多い気がする。

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このボディに使えそうなレンズで唯一残っているM42レンズ*1をつけようと思ったのだけど、k→m42の変換リングが見当たらなくて、買い直そうかと調べてみたら当時に比べてめっちゃ価格が高騰してて、カメラマーケットの縮小をひしひしと感じた。

中華製の安価なものは工作精度に問題があって本体から外れなくなった過去があるので、正規品買うしか無いかなぁと思ったけれど、そこまでして動かすのもなぁ、と悩んでいたら

純正の変換リングが工具箱の中にあった。(なぜ

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K100D + SuperTakmar 55mm1.8 という、学生の頃に1~2年間使い続けていた組み合わせが復活してちょっと感激。

M42レンズとの組み合わせだと撮影の手間が多いのだけど、久しぶりに使ってみるとめんどくさくて楽しい。

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意外だったのは、やかましいシャッター音が次女のツボにはまったらしく、このカメラを向けると次女がノリノリでポーズを撮ってくれて、めちゃくちゃいい顔をしてくれる。

正直この小さいスクリーンでは、マニュアルでピントを合わせるのがつらいのだけど、楽しいからあり。

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しばらく使っていたら勘が戻ってきて、両目を開けたままピントリングを回すと、ピントが合ったのを感覚的に把握できる(ピントが合うと、目視している実像とフォーカススクリーン上の像が同じ鮮明度で見えるのでそれで分かる)のを思い出した。

昔と同じ条件で写真を撮ると、腕がどれくらい上がったか明確にわかるので面白い。

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それにしても、写真撮影に関していえば、現在のスマホのカメラ性能を見るに、センサー(ハードウェア)の性能的にはこの頃のものでも、既に一般用途には必要十分だったのだなぁと。

ハードじゃなくて、ソフトウェアを強化することで画質を上げる方向を突き詰めていれば、今のスマホ全盛とは違った世界線があったんじゃなかろうかと思ってしまった。

詮無きことなのだけど。

2020.6

*1:Super-Takumar 55mmF1.8。父親が昔使っていたレンズを実家から拝借したものなのでこれも記念に残してる。