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革命のファンファーレ

途中までムムムとなりながら読んでいたのだけど、最後まで読みきったら、清々しい気持ちになれる読了感の良さがあった。

ビジネス書の中では良本と言っても良い気がする。

キングコング 西野氏の歯に衣着せぬ物言いと、鋭さ、徹底した論理的思考が前面に出でいて、読んでいて心地良かった。

中盤まで妙に煽り口調なのが気になったけれど、これは飽きずに読ませるための構成なのかなと思った。

話の内容としては、『お金(貨幣)とは何なのか』を突き詰めた上で、『そのお金を、現代において効率的に稼ぐにはどうするか(その一例)』に終止していた。

そもそもなぜそこまでして『高効率でお金を稼ぎ続けようとしているのか』は見当たらず(ディズニーを越える、という目標は表明されていたのだけれど、根本的な理由にはならない。)、なんだかお金に取り憑かれてるようにも見えて、その辺りモヤッとした。

ビジネス書ではあるけれど、『西野氏の人となりを知る本』という側面も少なくなく、西野氏の考えることに興味が湧いたので

『富とは何か』『富の源泉とは』『幸せとは』みたいな根源的な問いに対する西野氏の答えを聞いてみたい気はする。