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多灯ライティングの撮影手法・勉強方法に関するまとめ

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『多灯ライティングっておもしろいなぁ』と思い出したので、

このあたりで改めて勉強し直してみた。

以下では、多灯ライティングの方法に関して学ぶために役に立ちそうな情報をまとめています。

多灯ライティングとは

概要

被写体が真っ暗であると仮定して、

『どこに光を当てたいか(=どういう影を作りたいか)』を考えて、そうなるようにストロボを配置する

極論すれば、やるべきことはこれだけ。

具体的手順

  1. 撮影前に脳内で出来上がりをシミュレーションする
  2. だいたいいい感じにストロボを配置する
  3. 撮影する
  4. 撮影画像がシミュレーション結果に近づくように、各ストロボの光量・配置を微調整する。
  5. 4.を繰り返す

『被写体をどう魅せたいか』という撮影者の意図(表現したいこと)がとても重要。

学ぶべきこと

撮影(カメラ)に関する基本的な事項は理解しているとして、

  • 上記 1. 2. 4.のために
    • 『どういったライティングで、どういった表現ができるか』のパターンを覚える
    • 『ライティング機材による光の違い』を覚える

以下にまとめたようにweb上には種々の解説記事があるのだけれど、前提知識が抜けていたり・体系立てて説明されていなかったりと知識0で読むにはつらいところがある。web上の情報は『まずは書籍でひととおりの概要を理解した後、個別具体的な内容を補完するために見る』くらいの使い方が個人的にはおすすめ。

なお、高価なストロボを買い揃えると、上記2. 4. 5.あたりの手順を、楽に素早くできるようになる。逆に、撮影 (ライティングの試行錯誤)に時間をかけられるのなら安い機材でも問題ないと思う。*1

書籍(読んだもの)

上記1.2.4.について学べそうと思い購入したところ、期待通りの内容だった。しっかり体系たてて説明されており、わかり易かった。頭の整理にとても役立った。

有料セミナーの講義内容を編纂してるだけあり、かなりの良本。

前半は、ライティングの基礎知識について体系的に解説されているので、わりとこれ一冊でも十分勉強になるかもしれない。

後半は、プロ写真家による凄いライティングテクニックのオンパレード。超絶技巧の世界すぎてビックリした。写真(光)を作っている感じがビシバシ感じられて良かったです。流石プロは違うなぁと感じられる一冊。ストロボを駆使すれば、『ここまでできる!』という限界点を知るのにちょうどよいかも。

Web上の情報 (ジャンル別)

ライティングの基本

ポートレート

テーブルフォト

筋肉

機材に関するメモ

sonymemo.hateblo.jp

sonymemo.hateblo.jp

*1:セッティングの調整に手間がかかりすぎるとテンションが下がるのでまぁ安すぎるのもアレではある。あと、撮影に手間がかかる点はどうしようもないので、安い機材は後々本格的に使うのは難しいかなと思う。安い機材は使い捨て前提にはなると思う。