大阪中之島のイルミネーション。オフィスが入っているビルで働いている人限定の撮影イベント(無料)があったので、軽い気持ちで参加してみたら…
日本広告写真家協会(APA;広告写真を生業とするカメラマンのみからなる協会) 正会員の後藤鐵郎先生、辻元真奈美先生、水野真澄先生、森誠先生の4名が講師として招聘されており
このイベント、『スマホやデジカメでOK』というカジュアルな謳い文句と裏腹に、関西のプロカメラマンの中でも大御所の先生が揃っていて、『この4名が一同に会して、写真を教えていただけるってどんだけ贅沢な企画なんっ!?』と、目が飛び出そうになった。
閑話休題。
最初にセミナールームで、『どうすれば夜景を綺麗に写せるか/イメージ通りに撮れるか』といった話を、実例をまじえて*1『露出ってなんぞ』みたいな基礎から始めて30分ほど講義。
撮影に行く前から、至れり尽くせり感に感激してしまった。
その後、5~6人の班に分かれて撮影実習。
みんなでワイワイいいながら、好きに撮影していると、先生から適宜アドバイスを頂けたり、先生の撮影写真を解説付きで見せていただいたり、とめちゃめちゃ勉強になるスタイルでのフォトウォークだった。
中之島のイルミネーションは、毎年撮っているのだけど、まったく納得がいかないことが多く。
今回は、他の参加者の方や先生と一緒だったのが良い刺激になったのか、いつもとは少し違う写真が撮れた。(相変わらず納得はいかないけど)
広角ズームは失敗だったなぁと、気づいて(自分の撮りたい絵的には望遠のほうが良かった)からは
ミラーレスを購入して1ヶ月、というSONYユーザーの方のサポートに回ったり。
『思い通りに写真が撮れる!』『見た目とは違う世界が描ける!』って感動してもらえて、なんかこっちまで嬉しくなった。そういえば、カメラ始めた頃はそんな感想抱いたなぁと。
公開議事堂のプロジェクションマッピングにちょうど間に合ったので。
撮り慣れたものなので、粛々と撮影。(綺麗に撮るのは簡単なのだけど…。撮影できるポジションも限られてるし、いつ撮っても同じだ…。)
他のメンバーがイルミネーションを撮っている間に、橋向にダッシュ。
三脚がなかったので、とりあえずイメージだけ。(このポイントで長時間露光すると、高速の底面も金属のような光沢が出せるし、川面もイルミネーションの色に光って映る)
・・・
先生の技を見せてもらいつつ、雑談しつつセミナールームに戻り、
好きなものを1枚選んで講評会になる予定だったのだけど、時間が押したため、ラフに雑談(とはいえ、アドバイス頂けたり)で終了。
おそろしく満足度の高いセミナーだった。
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先生方と共通の知り合いの写真家の方(元APA会員)の話や、2016年のCANON主催の写真展の話で盛り上がったり(そのとき、B0版というとてつもない巨大サイズの写真が16枚展示されたのだけど、後藤先生と森先生も出展されていたという話だったり)、
別れ際に、森誠先生に「あれ??どこかでお会いしませんでしたか?」と尋ねられて、たしかに、森先生の顔どこかで見たことのある顔な気がするなぁ、って思ったのだけど、
その場ではAPAのイベントでお会いしたかもしれないですね!くらいに濁したのだけど、たぶんだけど、APAの懇親会で挨拶回りしたときにお会いしてる気がすると、今頃思い出した。
何かしら人が集まるところに顔を出しておくと、予期しないタイミングでそれが役に立ったりするんだなぁ、と実感した1日だった。
*1:事前に現地調査を行って頂いていて、撮影された作例(どこまで至れり尽くせりなんだ…)