デジカメinfoの情報をベースに、2016年内に登場しそうなFEマウントのレンズをまとめてみました。
参考記事
マウントアダプタを使えばAマウントのレンズが使えるとはいえ、せっかく小型のα7を使うならFEマウントのレンズでシステム全体を小さくまとめたいところ。
Eマウントレンズ一覧
現在発売されているもの
とりあえず既に発売されているレンズについておさらい。公式のレンズマップが見づらいので、焦点距離とグレードごとにまとめ直した。
たしかにレンズの数は多いとは言い難い。が、大三元より先に小三元(F4通しのズームレンズ)を揃えていたり、単焦点もフラッグシップよりは1段暗いものを揃えている(*)あたり、α7シリーズの全体の計画がうまく考えられている雰囲気がある。
(*)一通り揃ったと判断したのか、最近になって35mmF1.4のフラッグシップが出てる。
面白そうなレンズ
レンズ一覧を見ていて、面白い戦略だなと思ったのが28mmF2。
SONY 単焦点レンズ FE 28mm F2 Eマウント用 フルサイズ対応 SEL28F20
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
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無印の撒き餌レンズにしては随分明るめの仕様になっていて、2種類のコンバータを用意して超広角域と魚眼レンズをカバーしてる。コンバータありの画質は値段相応という雰囲気ではあるけれど数の出そうにない焦点域はコストを抑えつつしっかり抑える(穴は作らない)という手堅さは実に面白い。
Zeiss純正もある
ちなみにZeiss純正のレンズは
- Batis 25mmF2, 85mmF1.8 (AF可能)
- Loxia 21mmF2.8, 35mmF2, 50mmF2 (MFのみ)
というラインナップ。ノーコメント。
レンズラインナップ雑感
ぱっとみて気づくのは、望遠域が比較的手薄という感じ。望遠レンズとなると大きく重くなってしまい、ボディの軽さがあまり活かされないので、積極的に抑えるつもりはないのかもしれない。Aマウントの望遠レンズ群が、わりと最近にリニューアルされたくらいだし、『必要ならそっちを使ってね』という感じだろうか。
一方、広角~準望遠域は、巷のレンズが少ないという評判とは裏腹に、堅実にポイント-ポイントを抑えている感じがする。
24-240mmは完全にフルサイズ初心者キラーな感じがする。こういうの早い段階で用意しちゃうあたり恐ろしい。
今後発売されそうと言われているもの
- FE望遠ズームレンズ
- 巷では、大三元(70-200mmF2.8)ではと噂されているけれど、望遠域の手薄さと小型軽量を良しとする方向性を考えると、例えば80-400mmなどのより長焦点のZeiss or Gレンズという線もあったりするのでは。
- FE24-70mm F2.8
- 最初に出る大三元としてありそう。
- FE85mm F1.4
- Zeiss純正のBatis 85mmF1.8との住み分けを考えるとうーんという感じがないでもない。撒き餌レンズとして、F2.8で無印で出たりしないのだろうか。
- FE50mm F1.4
- 35mmのフラッグシップが出たから、50mmと来ても変じゃない。ありそう。
- Loxiaシリーズの望遠レンズ
- 出たら面白そう。Batisのがいいんでない。もはや他人事すぎてよくわからない。
さいごに
単焦点の撒き餌レンズが出たら使ってみたいかなぁ。というくらいの感想を抱いた。
小三元などから揃える戦略、個人的にはイケてると思うけど、どうなんだろう。カメラマニア以外には理解されにくい気がする。
PENTAXのフルサイズがどういう展開をするのかが気になるなぁ。『"高い・大きい・重い"けど、その分、性能はピカイチです!』って攻め方の方が、ユーザに理解はされやすいよね。とか思った。個人的には軽いのがいいけど。