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ナミヤ雑貨店の奇蹟, Kindle Oasis&第12世代Paperwhiteを使い比べた感想

読了。

タイトルに嘘偽りなし。伏線を解消しながら話は進み、予定調和を予感させるも最後まで読者の予想を越える展開が続き、ラストにはすべての謎が解ける。気持ちの良い終わり方だった。

時系列が前後し、登場人物が入れ替わりながらも、徐々に全貌が明らかになっていく。

その様は、まさに「理系の作品」といいたくなるようなロジカルな筆運びで、東野圭吾の真骨頂を見た気がした。

それでいて、悩み相談という形を通して、人と人とのつながりが温かく描かれており、不器用な登場人物たちが一生懸命になる姿がとても愛おしく、やさしい物語に心が洗われるようだった。東野圭吾って、こんな作品も書かれるんだなあと新たな一面を目にできて嬉しくなった。

自分のように、「東野圭吾=ミステリー・サスペンス」というイメージがある人は、いい意味で裏切られて、物語の展開と、作風とで2度驚けると思う。

雑談: Kindle Oasis&Paperwhiteを使い比べた感想

今回、Kindle Oasis(自宅用)と、最新の第12世代Kindle Paperwhite(セカンドハウス用)とを使って読み進めてみた。

使い比べてみて、最初は物理ボタンのあるOasisの良さを再認識した。「指を、常にボタンの上に置いたまま(=指を固定位置で動かさずに)読み進められる」というのはメリットに感じた。

が、結論としては、「新型Paperwhiteでいいや」というより、「新型Paperwhite が いいな」となった。

Oasisの「指を動かさなくていい」メリットよりも、Paperwhiteのページ送りの圧倒的な快適さ「サクサク読み進められる&必要ならパッと前のページを読み直せる」メリットの方が、読書体験としての価値が高いと感じた。

特に、この作品のように時系列が複雑な作品だと、『これ誰だっけ?』と前のページに戻りたくなる瞬間がたびたびあり、その時の動作の速さが、新型Paperwhiteは快適だった。紙のように楽に読み戻せる、とまではいかないものの、もっさりした動作のOasisのように「戻るのが億劫に感じる」ことはなかった。

Kindleを各所に据え置きにできるメリットがあるので、当面はOasisも併用予定だけれども、適当なタイミングで手放そうかと思っている。

(ガジェットの詳細な感想はまた別途書くかも)