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ハンバーガー生活から胆嚢摘出を経て、AI管理で「20代以上の肉体」を手に入れるまで

2025年は 有意義な1年だった。

振り返ってみると、今年は「身体」というハードウェアを一度壊し、AIという外部OSを使って再構築したような年だったと言える。

ハンバーガーチェーンのポイント集めに執着した春から、救急車で運ばれた秋、そしてAIにすべてを委譲した現在まで。 ここ数ヶ月のトレーニングと身体の変化の記録を残しておきたい。

2月〜4月:暴食のハンバーガー・チャレンジ

事の発端は、実に些細な思いつきだった。 「某ハンバーガー店のポイントを、一人でどこまで貯められるか?」 そんなゲームのようなチャレンジ精神から、週2〜3日は必ずハンバーガーを食べる生活が始まった。

味には何も不満はなかったのだけど、世の中にあるハンバーガーの味が気になり始め、さらに週1回はクラフトバーガーの食べ歩きスケジュールを追加。

結果、約2ヶ月で会員ランクは上から3つ目まで上昇した。 ポイントと引き換えに、私の内臓には着実にダメージが蓄積されていた。

5月〜9月:忍び寄る不調と「謎の痛み」

身体からの悲鳴はすぐに始まった。

  • 5月: 肝臓の数値が悪化し、2週間の通院。原因不明ながら一時的に落ち着いたため「治った」と判断(のちにこの判断は間違いだと判明する)。
  • 6月〜9月: 長時間座っていると、背中が痛み、ときおり左足が痺れるようになる。

「歳のせいか?」「最近、登山で足を滑らせた影響か?」

そう勝手に解釈して放置していたが、これは全て伏線だった。

10月:強制終了、そして胆嚢との別れ

Xデーは10月に訪れた。 突如、痛みが限界を超え、ソファから立ち上がることすらできなくなったのだ。

この状態で車の運転はさすがに無理かなぁと悩んでいたところ、妻の勧めで救急車を呼び、病院へ行くことに。

精密検査の結果は「胆嚢炎(たんのうえん)」

過去、盲腸の際に薬物療法を選択した結果3度入院することになった経験を活かし、今回は、医師に切除した場合のリスクを確認の上、速攻で胆嚢を切除することを決めた。

今までに受けた全身麻酔手術の経験を活かして、ベッドの上で麻酔から目が覚め次第、痛みは気にせず病棟を歩き回り、3日目の朝には退院というスピード展開をきめた。

こうして、私の暴飲暴食の受け皿となっていた胆嚢は、その役目を終えて去っていった。

40歳の「負荷テスト」としての回顧

救急車沙汰にはなったが、実はこの一連の騒動に悔いはないどころか、得るものは大きかったと感じている。

ハンバーガーを食べ続けるという身体を使ったチャレンジは、まさに今しかできないことだったからだ

文字通り、今現在の肉体の限界まで調整(負荷テスト)ができて、以下の気づきを得られたことは大きい。

  • 自分の食の好みを再認識した 肉はそれほど好きではないと思っていたのだが、やっぱり別段好きでないことが分かった。肉より魚派。
  • 自分の限界値が判明した 私の上限は「上から3段階目のポイントランク」だった。自分の器がわかったことで、将来「ひょっとしたらフードファイターになれるのでは?」といった無駄な迷いが完全に消えた。
  • 選択肢の最適化(断捨離) あれだけ食べた結果、生理的にハンバーガーを受け付けなくなった。趣味の食べ歩き候補から「ハンバーガー」という選択肢が消滅し、より好みのジャンルにリソースを集中できるようになった。不要な選択肢を減らせたのは効率化だ。
  • 死に際の後悔を消去 もしこのチャレンジをしていなければ、老後ベッドの上で「あのとき、もっとハンバーガーを食べておけばよかった…」と後悔していたかもしれない。その未来の可能性をゼロにできたのは、とてもいいことだ。

11月〜現在:AIへの「身体管理」の委譲

「肉体の限界」を知った後の11月。私は復帰にあたり、アプローチを根本から変えることにした。 自分の感覚や欲望に任せるのではなく、「AI」に管理権限を委譲することにしたのだ。

具体的には以下のサイクルを回している。

  1. 食事管理: 毎日の食事が「完全栄養食」になるようAIにルーチンを作成させる。間食の内容やタイミングもAIが調整。
  2. 運動管理: ウォーキング、登山、エアロバイクの運動量をAIが調整。
  3. トライ&エラー: 体調や体重の推移、そのときどきに自分が感じたことをフィードバックし、AIがプランを微調整。

まさに、身体をデータドリブンで再構築する作業だ。

その結果どうなったか

AI管理に切り替えてからの変化は、自分でも驚くほどだった。5月時点と比較すると以下の通り。

  • 体重: マイナス10kg
  • 体脂肪率: マイナス3〜4%

腰回りの贅肉は削ぎ落とされ、腹筋もうっすらと割れそうな気配を見せている。

何より、体感できるレベルで体力面が整った。

日常生活で体が軽く、登山の登りも明らかに楽になった。ロードバイクでレースに向けて体を絞り込んでいた、あの頃の感覚に近づいている。

また、「ゾーン」に入るタイミングをコントロールできるようになったことで、20代の研究室時代以上に長時間集中力を維持できるようになった。

「選択」を捨てるという選択

今回、AIに身体管理を任せて感じた最大のメリットは、「日々の煩わしい決断」からの解放だ。

かつて、「服を選ぶのに頭のリソースを使うのが勿体ない」と同じ服を3着買ってローテーションし始めた時と同じ種類の、大きな解放感がある。

「何を食べようか」「どのくらい運動しようか」という雑音(ノイズ)をAIに丸投げすることで、自分は目の前のやるべきことに100%集中できるようになった。

内臓を一つ失った代わりに、私は「最適化された肉体」と「クリアな思考」を手に入れたようだ。

毎日の雑音が減って、今はとても有意義に毎日を送れている。

※ 平日は、自分に最適化したルーチンを、土日は、自分のことは脇に置いて全力で家族のためにカオスな生活に身を投じる、という風にON/OFFをはっきりさせられて、これもまたストレスが減った。