バレットタイム表現のように後世に大きな影響を与えた作品なので、一度は見なきゃなーと思いつつも、初めて見たときに(若かったこともあり)わけがわからな過ぎて苦手意識があり放置していたのだけど
新作映画が公開されたことを知り、改めて見てみた。
SF映画や小説、アニメやドラマを相当数見てきた今の自分の敵ではなく、すんなり楽しむことが出来た。とはいえ、流し見するにはところどころ難解だったので、適度に解説を読みつつ鑑賞。
今見ても面白い、映像作品として完成度が高いなぁ、という感想。
『派手なカンフーアクションをやりたかった』という意図が溢れ出ている気がしないでもない*1のだけど(個人的には、アクションシーンより登場人物の心情描写とか背景の深堀りなど、人間ドラマを描くシーンが多いほうが好み)、
バレットタイムという新表現/演出の始祖(開拓者)であることを思えば、そのへんの監督のエゴ全開なところも含めて、良いやん、と思えた。フロンティアを切り開く人は、暗中模索の中を突き進むだけに、その分好き勝手やる自由があって良いと思う。
*1:このあたり実際のところを監督インタビューなどで確認したいところではある。最近やりたいことが山積みすぎて調べる時間がないのが残念。