Kindle unlimitedで月刊誌フォトテクニックデジタルを読めることに気づいたので、せっかくなのでポートレート写真について勉強しようと思って流し読み。
読者投稿の写真への選者(プロ写真家)の方のコメントが納得の行くものが多く勉強になった。
2019年 6月号
巻頭写真にもなっている、競泳水着姿の伊織もえが可愛い。他に何が要るだろうか、いや何も要らない。120点
2019年 8月号
読んだ。
2019年 11月号
「LEDライティングの実験室」という特集で、LEDライトが比較実験されていた。ストロボより扱いやすそうだし、興味深い(値段が業務用ぽい点は見なかったことにする)
「身近なものの撮り方時点 vol.35【食器】」はわかりやすかった。
2020年 2月号
「西洋美術の歴史に学ぶバストアップ構図のテクニック」って特集があって、これが、西洋の肖像画の歴史解説になっててめっちゃ面白かった。
絵画の歴史には「四分の三正面像」の構図なるものがあったことを知る。言われてみると、よく見かける構図で、なんだか腑に落ちた。
伸びた首やアーモンド型の顔、単純化された輪郭線などデフォルメされた肖像画が特徴的な「アメデオ・モディリアーニ」という作家について。
抽象化の目的は、モデルの身体、背景の「線」や「形」として捉え、画面全体の中に独特の「かたち」「リズム」を作り込むことにある、との話だった。
言われてみると、人物込みで幾何学模様のようにすら見える。造形感覚がすばらしい。見習いたい。
雑感
漫画「左利きのエレン」で、
デザインは
『論理的に意味を積み重ねる(科学のように再現性が重んじられる)凡人の領域』
アートは、
『再現が不可能な天才の領域』
みたいな話があった気がする*1のだけど、
そういえば、写真(撮影)は、時間軸を一瞬で切りとるという再現性のない行為を媒介しているとはいえ、その大半が、デザインの領域かなぁとぼんやり思った。
要するに、勉強と努力である程度までは凡人でもどうにかなる、はず。みたいな。
デザインの領域とアートの領域を意識して、フォトテクニックデジタルの選者の方のレビューコメントを読むと、意図しているところが明確にわかる気がした。
がんばろ。
*1:うろ覚えなので違ったかも