- 作者:かっぴー
- 発売日: 2018/08/31
- メディア: Kindle版
1人の天才アーティストを軸に大きく動く世界を舞台に、その中で揺れ動く、日本の広告代理店のデザイナー(非天才)を中心とした群像劇。
癖の強い絵が気にならなくなるレベルで、ストーリ-が面白くて、最新刊まで一気に読み終えてしまった。
半端ないスケールで物語が膨らんだかと思えば、特定の登場人物にスポットを当てて掘り下げたりと、ストーリーが縦横無尽に繰り広げられるさまは壮観のひとこと。
そのうえ、時間軸が前後するので、マジパネェ。(が、あえて悪く言えば、とっちらかっているとも言える。)
それでいて、どのスケールでも説得力(現実感)を持って繰り広げられているのが半端ないなと。マジ半端ない。
なんかこう尖り具合がすごかった。一般の商業作品だと見かけないレベルでめちゃくちゃ尖ってた。
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広告代理店という全然知らない世界の話を、そこで働く人達の学生時代から老年期にいたるまで種々様々な人生模様を眺められた点も良かった。