- 作者:藤本 タツキ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2020/01/04
- メディア: コミック
あっさり読み終えてしまった。
あまりにサクッと読み終えてしまったので、『あれ、この巻、今までとなにか違って、おもしろくななくなくない?なんかストーリー停滞してない?』と思ったのだけど、Amazonのレビュー記事(という名の作品の見所解説*1)を読んでみて、やっぱり面白かったかなと思い直した。
今までと何が違っていたのか改めて考えてみると、
今までの『スピード感のあるバトルが予想外のストーリー展開で繰り広げられる』流れと違って、
この巻は『各キャラクターの背景の掘り下げ』『主人公の精神面の成長』が主軸に据えられていたのかなと。けっこうシンミリとした余韻を残すエピソードありーの、今後のストーリー展開のための伏線が張り巡らされたり、という感じだった。
この巻は、今まで通りのバトルもあるものの、作品の面白さの中心がそこにはないというか、少し面白さのベクトルが変わった感。作者の引き出しの多さを感じさせる巻だった、と言えるかもしれない。
相変わらず続きが気になる。
*1:この作品、熱烈なファンが多いのかすごく質の高いレビュー記事が並んでいる。