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アヒルと鴨のコインロッカー

伊坂幸太郎の小説を映像化したもの。見終わったあとには、なんともいえないノスタルジーに浸れるとでもいうのか、淡い心地よさがあった。

大学時代、伊坂幸太郎にはまっていた時期があったので、おそらく小説の方を読んだことがあるのだけど、

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

さっぱり思い出せなかったので、心持ち新たに見ることが出来た。

・・・

かなりグッと来る話だった。途中、あまりにしんどいので投げ出そうかと思ったのだけど、

最後まで見てよかった。

ハッピーエンドではないのだけど、ハッピーエンドというか、絶妙な塩梅。

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徐々に明らかになっていく事実とともに、回想シーンが少しずつ形を変えていくのは面白い表現だなぁと。

作品を通して一貫して原作の持つ伊坂ワールド感が醸し出されていて良かったと思う。