機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ~Ⅵ

シャア・アズナブルの幼少期からはじまり、赤いザクに乗り、ガンダムの宿敵となるまでの物語。初代ガンダムのアナザーサイドストーリー的な雰囲気。全6作品。

骨太な作品でとても見応えがあった。良かった。

ガンダムサンダーボルトほど刺激的・攻撃的な作風ではなく、Gガンダム以降のシリーズほどポップでもなく、

派手さはないものの、実に渋い作品という印象

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シャア・アズナブルが主人公で、ガンダムは基本的に殆ど出てこない。ガンダム登場に至るまでのジオン軍の背景、具体的にはジオン(主にシャア・アズナブル及びザビ家)から見た1年戦争の前日譚が語られる。

ジオン側の各登場人物の心情が深く掘り下げられているので、ジオン側に感情移入してしまうものの、『ジオン=良いやつ or 悪いやつ』という単純な認識(ステロタイプ)に誘導されるわけではなく、

ジオンが道を外し悪に染まっていく過程が描かれていたり、

連邦軍といえど、単純に、正義のヒーローであるとは言い難い、という絶妙なさじ加減が描かれていたりと

連邦軍とジオン軍に、それぞれ異なる大義(正義)があり、相容れることはなく、また1つの軍の中でも反目しあっていたりと、

なんとも言えない『人間味(言い換えるなら、リアルさ)』が感じられる作品だった。

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シャア・アズナブルが好きになるのでは!?と思って見始めたのだけど、後半になるにつれ、急速に人間味を失っていくシャアには興味が失われ、

対象的に、娘を持つ父となり、家族のため狂気へと自分を追い込んでいくドズル・ザビが好きになった。いや、ほんとドズル・ザビ、いい味出してる。

1/400 ビグザム

1/400 ビグザム

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良い作品を見た。