『バイオリニストと画家は似ている』という話を聞いて、ふと思い出したので、これを機に、とITエンジニアの間で名著とされている『ハッカーと画家』を買ってみた。
この本自体は、全16章からなるエッセイ集で、
タイトルにもなっている第2章の『ハッカーと画家』の記事に関しては、草稿をWebで無料で読める。(他の章もほとんどは、無料で読めるっぽい。)
通勤途中に途中まで読んで、『この著者、時代を越えて、ものごとの真髄(時代によって変わらない部分)を押さえている感がある!!とんでもない慧眼の持ち主だ!!』と不遜にも*1感動したので、その足でジュンク堂に向かって勢いで購入した次第。
『ハッカーと画家』は期待通り興味深い記事だったのだけど、
それ以外を読んでみたら、文面から成功者特有?のギラギラした感が拭い去れず、根が根暗な自分には読むのが辛くなったので、途中で読むのをやめた。
また気が向いたときにチョットずつ読もうかなと思う。
巷の評価は賛否両論といった感じ。
抽象度がかなり高い&俯瞰的視点に立った内容が多いので、個人的には、実務経験やポジションをそれなりに積んでから読むと楽しめる本じゃないかなと思う。
*1:著者のポール・グレアム氏はIT業界の超重鎮。Lispプログラマ。Yコンビネータの創始者の1人。