荒木 飛呂彦 集英社 2006-11-02
10巻まで読んだ。
巻頭の作者まえがきに「正しい道」とは?という問いかけがあったのだけど、
何が答えかはわからないけれど、
「正しい」で思い出したのが
マイケル・サンデルのこれからの「正義」の話をしよう。
近代の哲学の歴史を紐解くとともに、現代社会において哲学がどう役立つかを分かりやすい具体例を豊富に解説してあって、かなり勉強になる。
やはり現代科学における至高の学問は哲学だな!と思える一品。
哲学者が自らの問いかけに対して思考のトライアンドエラーを繰り返す模様は、プログラミングにおける高度な脳内デバッグを見ている気分になる。
哲学者って、この世の理を相手にするハッカーだな!!って感じ。