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EOS M5に対する雑感;Canon EOS Mシリーズは良いぞ

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片道10分で行けるとこまで行こうと、自転車漕いだら、思ったより遠くまで行けてびっくりした。

改めて考えてみると、平均時速30km/hだと、10分で5kmくらいなので、まぁ、そこそこ遠くに行けるのだなぁという感じ。

自転車ってすごい。

EOS Mシリーズ

Canonのミラーレスへの本気具合が感じられるEOS M5が発売されたようで、なんか自分も流行りに乗って雑感をしたためてみようかなと。

結論から言うと『EOS M5って魅力的だよね!てか、Mシリーズって今後も期待大じゃね!』と言いたいだけ。

EOS M用レンズのラインナップ

システムカメラとしては結構特殊なラインナップで、レンズの明るさを抑えることで、性能に妥協すること無く、ワンサイズ小さなm4/3と同程度にコンパクトでありながら、安価な製品を揃えてきている。

  • EF-M22mm F2 STM
  • EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
  • EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
  • EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
  • EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
  • EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM

EF-M11-22mmなんて、超広角レンズが、この価格で、このサイズで、こんなにも高い性能!?っていう驚きの逸品。

これらのレンズ設計はいずれも、レンズの明るさを代償に

良好な描写性能コンパクトかつ軽量極めて安価

の三要素を召喚している。

技術者の光学原理に対する正確な理解に加え、企画者や経営陣の思い切りの良さ(決断力の高さ)が感じられてキライじゃない。

安価な製品のみでラインナップしてしまうと、いくら売ってもさしたる利益はでないし、後述するようにミラーレスマーケット開拓のための布石に徹した感がある。この選択はすげーよ。首位のCanonだからこそできるアプローチという感じがする。

ミラーレスの現状(他社との戦略の違い)

Canonについてはさておき、ミラーレス市場の現状について俯瞰的に見て見るために、他社製品をざっくり、(いや、本当にザックリなのだけど、)見ると

ボディ レンズ
センササイズ サイズ 重量 描写性能
(解像力、コントラスト)
明るさ 価格
SONY αシリーズ フルサイズ 大きい 重い かなり良い 明るい 高め
SONY αシリーズ APS-C 明るい 安い~並
Fuji Xシリーズ APS-C かなり良い 明るい
Canon EOS M APS-C 小さい 軽い 良い 暗め 安い
マイクロフォーサーズ m4/3 小さい 軽い 並~かなり良い 明るい 安い~並

といった雰囲気があるかなぁと。あくまで『総じて』こんな傾向ってくらいだけど。

改めて俯瞰してみると、各社戦略(マーケットに対するアプローチの仕方)が違っているわけで、

Canon EOS Mの面白いところは、一社だけ明確に異なるアプローチをとったことかなぁと。カメラ業界の慣例的なレンズのラインナップ(明るい単焦点・F2.8、F4通しのズームレンズのラインナップ)を行わずに、良好な描写性能とコンパクトさを損なわず、それでいて安価に徹するというアプローチは、他メーカが十分に開拓しきれていないマーケットの死角に切り込んできたようにも見える。後発だけあって、かなり熟考されている印象。

ちなみに、ミラーレスとしてはNikon1とPENTAX Qもあるんだけど、もう、いいよね…。

EOS Mシリーズの戦略の巧みさ

レンズの物理的なサイズ限界及び価格を決めるファクターとしては、レンズの『明るさ』の影響が大きい(レンズのコストは使用する硝材の量がダイレクトに影響するので、センササイズが一定であれば、レンズを暗めに作ると、必要な硝材の径・量を抑えることができ、安く作ることができる)ことを思えば極めて合理的な判断だなぁと。

レンズが暗いことによるデメリットとしては、

  • 明るめのレンズに比べ高感度が必要になり易い
  • (光学)ファインダーの見づらさ

あたりかと思うのだけど、大きめの素子とミラーレス(背面液晶・EVFでの確認)の組み合わせならこのデメリットは中和しやすい。実用的な暗いレンズって、まさにミラーレス向きの製品って感じもする。

当然、将来的にF値の小さなプライムレンズを生産すれば、Canonと言えど、サイズが大きく・高くなり、他社との差はなくなってくるとは思うのだけど…、*1

まずはパイの大きな(けれど攻めるのが難しい)ところを他社とは違うアプローチで最初に抑え、裾野からガッツリ足固めして攻めてくるあたりには、光学メーカーとしての王者の貫禄が感じられる。プライムレンズというトップギアはまだ使わずに、じんわりと他社の足元に食らいついてくるこの感じ、本気でトップ狙ってる感ある。

今のミラーレス市場でのCanonは、まるで真綿で首を締め付けるかのごとく、じっくりと時間をかけて他社を殺しにかかる様に見えてヤバイ。

で、EOS M5に関する雑感

G5Xの兄弟機に見える。

※ この記事は、ぼんやりとした知識をもとに記載しているため、内容が事実とは違っている場合がございます。ご注意ください。

Pokemon Plus

完全に出遅れたのだけど、発売されたようで。

なんか、めっちゃプレミアが付いてしまってる…。

ASUS Zenpad 3 8.0

Apple iPad Airと双璧をなす最強の時間つぶしタブレットKindle HDX 8.9(生産終了品)の代わりによさげではないか。

ASUS、7.9型2K液晶で3万円台のSIMフリータブレット「ZenPad 3 8.0」を9月16日発売 - Engadget Japanese

Sunland バスタオル

とりあえず試しに家で使ってみたところ、速乾吸収は伊達じゃなかった。超いい。ふつうのバスタオル使うのが億劫になりそう。

それはさておき、60x120cmは大きすぎた。畳めばかなり小さくはなるんだけど、吸収力もパないし、もっと小さくてもいいや。

*1:Canonの場合、自社開発の特殊硝材を投入して、『サイズは小さく・価格は頭一つ抜けて高く』という手があり得るけど、ニッチ狙いすぎてしない気がする