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PENTAXユーザのためのα7用マウントアダプタ決定版3選

Kマウント用レンズ資産のある人がα7シリーズを使う場合に必要なマウントアダプタについてまとめた。

K-αEマウントアダプタには、DAレンズ(絞り環のないレンズ)対応品と、非対応品の2種類がある。

DAレンズを使う予定があるかどうかで、必要なマウントアダプタの種類が変わるので、購入の際はよく検討したいところ。

また、誤ってNEXシリーズ用(APS-C用)のマウントアダプタを買わないよう注意したい。(α7対応と書いてあれば間違いない)

以下では、定評のあるDAレンズ対応品マウントアダプタを3つピックアップした。

マウントアダプタ選びのさい気をつけるべきこと

中華製の安価なものの中には、十分な工作精度が確保されていないものもあるため、不用意に安いものに飛びつくのは控えたい。

ちなみに、工作精度が足りない場合に生じる問題としては、

  • 光軸がずれる
    • → レンズの本来の性能が出ない
    • → 不均一な周辺減光が生じる。最悪、ケラれる
  • フランジバックが正確に合わない
    • → 無限遠が出ない。オーバーインフになる
  • アダプタ内面の遮光が不十分
    • → コントラストが低下する。逆光耐性が悪化する。
  • マウント部の加工精度に難がある
    • → レンズ側に傷が入る。最悪、レンズが外せなくなる

などがある。これらの問題の程度は物による千差万別なので、一見してわからないことがあるが、確実に性能悪化の原因になるので注意が必要である。

DAレンズ対応品 3選

高くても間違いのないものを買いたい派

宮本製作所(Rayqualブランド)のマウントアダプタが鉄板。

価格は2万円ほどと高いが、それに見合うだけの高い工作精度で製作されている。見た目も高級感があり、価格相応の価値がある一品。

特に、初代α7の場合には、マウント部分がプラのため、大型のレンズを接続するには強度に若干の不安がある。

大型のレンズを接続する予定があれば、しっかりしたマウントアダプタを選びたいところ。

もう少し安く買いたい派

マウントアダプタ界の定番メーカ。KIPON製のDAシリーズ対応マウントアダプタ。

Rayqualの半額程度で購入可能。加工精度、実用性の高さは折り紙つき。

Rayqualに比べ、以下の点に注意が必要ではある。

  • 絞り機構はノンクリップタイプ(無断階調整)で指標がないため、現在の絞り値はおおよそでしかわからない。
  • Rayqualに比べ、外観が野暮ったい。
  • ヘリコイドに使われているグリスが過剰で溢れ出ている場合があるとの報告あり

上記点を納得・注意の上で買うには間違いのない一品。

とにかく値段を重視したい派

マウントアダプタ界の新興メーカ。STOK製のDAシリーズ対応マウントアダプタ。

新興メーカながら電子制御対応のEFマウントアダプタを販売するなど、製品の品質には定評がある。

DAレンズ対応品にも関わらず、とにかく安い。

品質は未知数ではあるが、Amazonのレビューなどを見る限りは問題なさそう。KIPONアダプタと外観が同じため、注意すべき点も同様と思われる。製造元だろうか?

Tips : アダプタ内面の遮光が不十分な場合の対策

なお、このマウントアダプタに限らず安物にありがちな遮光性能の不足は、マウントアダプタ内面に遮光シートを貼ることでカバーすることができる。

※ α7IIでメーカー問わず多種多様なレンズを使われているchariotさんから、補足説明いただきました。レイクオールでも対策(遮光シートの貼り付け)はした方がいいとのこと。

chariotさんのblogはこちら→Between the moon and the sun

DAレンズ非対応品

DAレンズ非対応品の場合、単にフランジバックをKマウントに合わせて延長するだけのただの筒なので、極端に安いものを買ってもそうそうハズれない。

Amazonの評価などをベースに問題のなさそうなものを購入すると良い。

追記: 実際にSTOK製のマウントアダプタを購入・検証してみた

sonymemo.hateblo.jp

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